名城大学の学びのコミュニティ

アクティブ・ラーニングを全学全教科に導入するための支援活動一覧

  • 2018/3/26更新
No. 学部名 附属高等学校
活動テーマ アクティブ・ラーニングを全学全教科に導入するための支援活動
実施責任者 岩崎 政次
活動概要  これからの教育は、アクティブ・ラーニング教育の原点である、基礎知識を習得した上で自己の考えを整理し相手に伝えるという「思考・発信型」に転換する必要がある。そのために、生徒は課題の発見・解決のために資料・情報を集約し、必要なものを選択できる環境の中で、学習活動を通し、言語理解・情報活用・判断吟味の力を育成し、図書館は学習を効果的に進めるための基盤としての役割を果たすため設備充実をすすめるべきである。

活動状況

蔵書検索システムと検索機の導入(1/12更新)

 これからの学校図書館には,学校における言語活動や探究活動の場となって「アクティブ・ラーニング」 を支援したり、情報活用能力、問題解決能力、批判的吟味力等の育成を支え、主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニングの視点からの学び)を効果的に進める基盤としての役割への期待が高まっています。
 その実践に向けて、豊富な資料を揃え、整備していく必要がありますが、まずは今ある図書館資料を効果的に探索・活用するための環境整備として蔵書検索システムと検索用コンピュータを導入しました。
 附属高校図書館の生徒が検索に利用できるコンピュータ保有台数は、1台であり、生徒が主体的に資料を探索するような環境になく、その使用感は、高校生向きではなくとても不便に感じます。特に曖昧検索に弱く、半角・全角はもとより、括弧等の記号もその通りに入力しなければヒットしない状況でした。請求記号は更に次の階層に表示され、反応も遅いので、目的資料の所在情報を得るまでかなりの時間を要します。
 資料を探すだけで苦労するような図書館は図書館としての機能を果たしているとは言えません。学習者にとっての資料探しは学問のほんの入り口に過ぎませんので、時代に即応した新システム検索機を設置する必要がありました。

〈選定の主なポイント〉
・生徒が使い易いこと
・幅広く情報収集ができるよう曖昧検索が可能なこと
・タイトル検索に限定せず、全文検索ができると同時に、ベースとなる書誌事項を登録できること
・ぼんやりとした調査対象から、明確な資料に辿り着ける、または関連資料を提供してくれるような検索結果
 が得やすいこと
・必要な情報が表示されるまでのクリック数をなるべく少なくすること
・見やすいこと
・本の内容がわかること
・高等学校で使用する蔵書管理システムとしての価格の妥当性があること


〈導入手順から設定、利用まで〉
 

  • (DCS1)導入したOPACと検索機

    (DCS1)導入したOPACと検索機

  • (DCS2) 検索画面(スマホ世代は躊躇なく検索語を入力します。)

    (DCS2) 検索画面(スマホ世代は躊躇なく検索語を入力します。)

導入した検索機は、新システムに対応しない部分の修正も必要で、その整理に極めて多大なる時間を費やさざるを得ませんでした。
 以降、データの整理および調整を継続して徐々に進めています。新規購入図書のデータ入力も同時並行で進めています。新規データの作成には、入力の工夫を行っています。

  • (DCS3)書影・書誌詳細が表示されます。表示画面に工夫をしています。

    (DCS3)書影・書誌詳細が表示されます。表示画面に工夫をしています。

  • (DCS4)高校生向けなので、新しい資料には解説をつけるようにしています。

    (DCS4)高校生向けなので、新しい資料には解説をつけるようにしています。

  • (DCS5)新着図書の紹介も検索用コンピュータで行っており、資料の縦覧ができます。

    (DCS5)新着図書の紹介も検索用コンピュータで行っており、資料の縦覧ができます。

 検索機は通常の図書館開館時ほか時間外に来館する教員、図書館で授業を行うクラスも使用しています。
 どのような本か、著者はどのような人か、場合によっては目次情報までこの画面でわかります。調べたい事柄がタイトルに直接表記されていないような書籍も検出できるよう配慮しています。暗く狭い書架に行って一冊一冊手に取ってみなくても目的に合致する資料の有無を確認することが可能になります。暗く狭い書架で、細い背表紙に記載された情報を頼りに目的の資料の所在を探し当てるより遥かに効率よく、主体的な資料探索ができ、アクティブ・ラーニングに最適です。
 

  • (DCS6)授業の中で、調べたい項目についてどんな資料があるか検索しているところです。

    (DCS6)授業の中で、調べたい項目についてどんな資料があるか検索しているところです。

【使った人の感想】書影表示のあるところが近隣の図書館よりよい。本の印象が深まり、手に取ってみたいという気持ちにもなる。書架から見つけやすい。数センチ幅に記された短いタイトルからは知ることのできない本の内容や目次がこの場でわかるのは画期的なこと。どんな内容か、大筋をあらたか確認した上で、必要ならば書架に探しに行けばいいので、無駄足が少なくなる。等。

 図書委員の生徒に「図書館の資料を使って調べものをしよう」という企画を始めたところ、早速興味ある分野の単語や検索語を考え、関連資料を検索し、図書館で資料を見つけ数日でレポートに仕上げてきた生徒もいます。


〈生徒作品例A・B〉

 調べたい事柄がそのままタイトルになっているような資料は存在しないことが多いので、言葉を選びながら検索した結果、興味深い関連分野にうまくアプローチできた生徒もいます。
「図書館を使った調べる学習コンクール」(公益法人図書館振興財団)の締め切りまでに仕上がった生徒は応募しました。

〈今後の予定〉
 図書館で検索した資料を中心に、自宅や地元の図書館にある本を使用し、冬休みにかけて、主体的に興味を持つ分野の事項を調べ、1月下旬から図書委員による発表会を予定しています。
 なお、その際にはアクティブ・ラーニングのための環境整備として新たに購入するデスク等を適宜配置し、発表者と聞き手がコミュニケーションをとりやすい空間配置を図書委員に考えさせ、調べた情報や知っていること・考えたこと等を共有する協同的な学びに発展させたいと考えています。

次回は発表会の様子を報告したいと思います。

活動報告2(2/2更新)

経過報告

広さの足りていない図書館での座席数の確保と対話的な学びを展開するために、レイアウト自由なテーブルを数台用意しました。

生徒が効果的な並べ方を工夫します。

  • 一斉授業時の座席の一部として

    一斉授業時の座席の一部として

  • 少人数の場合

    少人数の場合

  • 対話的な学びに

    対話的な学びに

  • モニター付近に集まりたいとき

    モニター付近に集まりたいとき

図書委員の生徒が主体的に課題を見つけ、図書館の資料を使って調べたことを発表会しています。図書委員の中での企画ですので曜日担当者が主な聞き手になりますが、中には発表者のお友達が同席する場合もあります。人数と発表方法により、テーブルの位置を移動します。

発表内容

学年クラス氏名発表内容発表予定日
1A7Aチャイコフスキーの三大バレエ音楽 未定
2A1B推理小説の密室トリック1月23日
1A10CExcel の効率的な利用1月22日
1S2D石の硬さ2月26日
2A10E自動車のすべてがわかる本1月26日
1A9Fいじめのこわさ 未定
1A3Gメディアとのつき合い方 未定
2A4Hクローン羊1月26日
2A5I1月26日
2A1J宇宙のカタチ 未定
2A11K両生類について 未定
1A8L著作権について1月29日
1S1M怖い絵1月23日
2A8N日本の花ハワイの花 未定
2A2Oひろがる宇宙1月24日
2S1Pスロトレ1月23日
2S5Qいのちのキーワード免疫について1月23日
2A6Rネコについて1月24日
2A7Sサウンドエンジニアについて1月23日
1S3T『鋼の錬金術師』について1月24日
1A2U七三一部隊 未定
1A6Vジブリについて 未定
2S2W仕事1月24日
2A9X障害1月29日

将来の進路に関することや授業で聞いたことの関連事項、興味ある事柄と、日常生活の注意事項等、調べたテーマは多岐にわたります。

発表の様子

先日、カニクイザルのクローンが誕生した話題が報じられましたが、クローン羊のドリーについて調べ、発表の準備をしていた生徒がおり、生命倫理の問題やノーベル文学賞を受賞した作家のことなどへと話題が広がりました。写真右下は『文藝春秋』でカズオ・イシグロと綾瀬はるかの対談を掲載しているバックナンバーです。書庫にあったので提示しておきました。『わたしを離さないで』 (ハヤカワepi文庫)は入荷していますが貸し出し中なので写真には映っていません。

 各自の担当する曜日や時間に学年や科コースの垣根を越えた生徒たちが集まっていて、異なる観点からそれぞれの課題を探すので、話題に新鮮味を感じる生徒も多いようです。話を聞いて初めて知ることも少なくないようです。図書委員は学校図書館の管理運営補助のために各クラスの係として選ばれた生徒達で、普段は図書の整理など、図書館運営に欠かせない重要な役割を担っており、責任感と奉仕の精神を持ってつとめてくれます。このような呼びかけに対しても、前向きかつ丁寧に取り組み、図書委員同士の小集団での発表であっても、限られた時間や環境の中で、どのような方法で調べたことを伝えるか等工夫しています。日常生活の中で問題や課題を見つけ、書籍を使って調べた情報を活用し、自ら考えて他人に伝えられる知識に変えて表現する活動が、クラスの代表である図書委員から広がるとよいと思いますが、大人数で使用に向け、環境を改善していく必要があります。発表は2月末頃まで続く予定です。

活動を支援できるよう図書館は環境を改善していきたいと考えています。

活動報告3(3/26更新)

○図書館を使った調べる学習コンクールに応募した作品が返却されてきました。

○3月も発表会が続きました。

発表を終えた生徒にアンケートをお願いしました。
以下に一部を紹介します。

学年やコースの垣根を超えて、調べた内容だけでなく発表の仕方についても互いに学ぶことができ、他の分野への興味関心がほんの少し広がるきっかけにもなったように思います。また、今回時間が無くて発表できなかった生徒の中には4月以降に発表したいと行っている生徒もいます。そのような生徒を中心にこのような活動を次年度でも行っていけたらと思います。


○本プロジェクトにて導入した検索機の機能を独自に応用し、図書館入り口でデジタルサイネージ風にディスプレイしてみました。新着図書の情報をスライドショーで紹介しているので、どんな本が出版され入荷しているか、少しでも気に留めるきっかけになればと思います。

通りすがりの養護教諭の先生方が「きれい!」と言って足を止めてくれました。

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