学部・大学院研究科長メッセージ

MESSAGE

大学院総合学術研究科は、総合大学としての名城大学の特色を生かした文理融合型の独立研究科として2002年に設立されました。21世紀に求められる持続的な社会の発展と地球環境の保全の実現をめざし、「自然と人間の共生」をキーワードに、物質、生物、環境領域の研究を通して自然をより深く理解する「自然・環境科学」分野と、心理学、生命科学、健康科学領域の研究を通して人間をより深く理解する「人間科学」分野を設けて教育研究を展開しています。これまでに、博士前期課程で71名の修了者、博士後期課程では46名、そして7名の論文博士の学位取得者を輩出してきました。

本研究科は、学際的な学問を身に付けたスペシャリストを養成します。その一環として、大学院生のみなさんが、それぞれの領域の高度な専門知識や技能を身に付けるとともに、幅広い視野から自然や環境問題、人間の幸福や生きがいについて考える『総合学術特論』を開講しています。また、春と秋には『総合コアプログラム』を開催し、全ての分野の教員と院生が一同に会して、教員や修了生の講演、院生の研究発表等を行っています。

教育研究指導にあたっては、学生ごとに主指導教員1名と副指導教員2名からなる理系・文系教員が合同の論文指導委員会を組織し、研究計画書や論文作成計画書の作成による段階的研究指導や研究成果の中間発表会の開催など、きめ細かな研究指導体制を整えています。2024年4月現在、専任教員が14名で、在籍学生数は博士前期課程が3名(うち社会人入学者1名)、博士後期課程が2名(うち社会人入学者2名)です。本研究科には、これまで現役学生だけでなく看護師、高校教員、水産分野研究者、薬品関連企業研究者などの社会人入学者も数多く、専門的研究指導を受けたのち博士(学術)や修士(学術)の学位を取得し、広く社会で活躍しています。

研究科長 景山 伯春

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