人間学部/人間学科科目 Pick Up

発達心理学

人間は生まれたその時から周囲の人との関わりを持ち、大きく変化・成長していく生き物です。この授業では、そうした発達の様相を、まず、乳児期から青年期までを中心に各発達段階における発達課題および心理的特徴を見ていくことで読み解きます。次に、社会性の発達や発達上の問題など、重要な心理的機能を取り上げて解説しながら、発達への支援を考察していきます。発達心理学の基礎的知識を理解するとともに、発達障害や虐待などの今日的問題に対しても理解を深めることを目的としています。

感情・人格心理学

感情心理学や人格心理学に関わる基礎的な理論や代表的な知見を学ぶ科目です。「感情はどのように喚起され、行動に対してどのように影響を及ぼすのか」、「性格はどのように形成されるのか、また、どのように評価・測定されるのか」等、感情や人格に関するいくつかのトピックを解説します。各種の性格検査を用いて自己分析をするような実習課題も行います。こうした学びを通して、自己や他者の行動について再考し、客観的に捉える手がかりを得ること目標とします。

臨床心理学概論

はじめて臨床心理学を学ぶ学生を対象とする科目です。臨床心理学の基礎的な理論とその理論に基づいた治療方法について学びます。具体的には、心の病はどのように理解されうるのか、その症状や発症メカニズムについて説明し、介入の方法に関わる理論を紹介します。また、臨床心理学の今後の展望についても考えます。適応/不適応の問題から、心の健康を保つ方法について、ひいては人間について理解を深めることを目指します。

学習社会論

人は、学校をはじめ、様々な場面での学習を積み重ねています。社会教育では、博物館、図書館、公民館などの施設での各種資料や講座を通して学習が行われます。知識が増え、理解が進むことが重要ですが、同時に、人間関係が拡がったり、学習に楽しみの要素が加わったりすることも大切です。この授業では、そのような生涯学習の現状を学ぶとともに、社会見学の構想を立てる実践を通して、学習社会のあり方について学びます。

人口社会学

人口の動向について学ぶことは、日本社会を人口構造の変化という観点から理解することができ、今後の社会状況を推測するうえでも重要なことです。特に昨今、国の政策課題でもある少子・高齢化は人口構造の変化により引き起こされたものであり、この変化が子育て支援、年金といった社会保障のあり方、さらに言えば、日本経済とも深くかかわっています。こうした現状を踏まえ、公共機関などにより公開されている人口動向に関する統計資料などを活用し、分析することにより日本社会、地域社会の実態を知ります。

地域文化論

日本の地域文化の共通性と多様性を理解するため、城郭の歴史と構造、城下町の歴史と構造、大名の文化、城下町の祭礼、街道と宿場町の歴史と文化について、名古屋・尾張藩の事例を軸にしつつ、各地を比較しながら学びます。名古屋城・徳川美術館への見学を課すなど、実際に文化財に触れて体験的に理解することを重視します。また、これらのテーマにかかわる文化財や町並みを保護する地域や行政の取り組みを紹介し、文化財を現代に生かす問題意識を育みます。

国際協力論

世界を見渡すと、われわれの住んでいる日本のような先進国と違い、アジアやアフリカのような開発途上国と呼ばれ貧困が大きな問題となっている国や地域が多く存在します。そのような国や地域の社会・経済の発展・開発、そこに暮らす人々の生活の改善のために、われわれを含む国際社会によって行われている支援が国際協力です。この科目は、望ましい国際協力とはどのようなものかについて、開発途上国の現状を踏まえながら考察します。将来NGO等の国際協力分野で活動するための基礎的な知識や考え方を養うことができます。

異文化コミュニケーション

急速にすすむ国際化、情報ネットワーク化の時代を迎え、近年、国境を越えて人々が交流する機会が飛躍的に増加しています。このようなグローバル社会では、文化の多様性を理解し、異文化を背景に持つ人々と円滑にコミュニケーションを行っていく能力がますます求められるようになってきていることから、異文化コミュニケーションの基本概念を学ぶことと併せて、実際の異文化コミュニケーションの場面で必要とされる視野、態度を養うことを目指します。

プレゼンテーション

In this course students learn about and practice effective presentations in English. The aim is to improve overall fluency of your English. In order to achieve the goal, students are asked first to write a good English presentation text, and then to actually deliver it to the class. By the end of the course students will have a basic understanding of what constitutes a good oral presentation in English and will be able to make a successful oral presentation.

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ