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自己点検・評価

1.名城大学における自己点検・評価活動への取り組み

(1)これまでの取り組み

本学における自己点検・評価活動は、平成3年2月8日付けの大学審議会答申「大学教育の改善について」の中で示された「大学の自己評価について」を契機にスタートしました。
そして、教育研究水準の向上に努めることを旨に具体的な活動に着手し、平成15年度まで、第1期から第6期の自己点検・評価委員会を組織して、継続的・系統的な点検・評価活動を実践し、その成果を刊行物として取り纏め、広く社会へ情報発信を行ってきました。

  刊行物・刊行時期 活動内容など
名城大学自己点検・評価報告書(第一輯) 名城大学自己点検・評価報告書(第一輯)
-名城大学の現状と課題-(平成5年12月)
『現状を明らかにし、かつ、各部局等ないし本大学が抱える課題を明示する』との基本方針の下、現状把握のために、委員会が掲げた点検・評価項目について、各学部において各種調査を実施した。
名城大学自己点検・評価報告書(第二輯) 名城大学自己点検・評価報告書(第二輯)
-教員のプロフィール-(平成7年11月)
-よりよい授業を目指して-(平成8年3月)
本学が置かれている状況と既設学部等の整備拡充計画及び将来の名城大学の展望と課題などを総合的に考慮した結果、「教育と研究」を主題に実施した。
名城大学自己点検・評価報告書(第三輯) 名城大学自己点検・評価報告書(第三輯)
総合大学としての名城大学
-1996~1997-(平成10年5月)
第1次自己点検・評価委員会が提示した本学の現状と課題の中から、改善の進捗状況を点検し、再度、評価してみる必要から、総合大学としての特性を如何に発揮すべきかを明らかにした。
名城大学自己点検・評価報告書(第四輯) 名城大学自己点検・評価報告書(第四輯)
大学改革の成果と今後の課題(平成12年6月)
第1次から第3次までの報告書の中で議題として挙げられた問題点等の改善状況を更に点検し、再度評価し、各部署等委員会で点検作業を実施した。
名城大学自己点検・評価報告書(第五輯) 名城大学自己点検・評価報告書(第五輯)
教員のプロフィール2001(平成13年9月)
研究教育活動の概要と課題
-研究と教育の融合-(平成14年5月)
教育研究活動を中心に点検評価を行い、大学(学部学科・研究科)の研究活動と運営に係る現状と課題について将来の改善・改革に向けた方策を中心とした内容で実施した。
名城大学自己点検・評価報告書(第六輯) 名城大学自己点検・評価報告書(第六輯)
教員のプロフィール2003(平成16年3月・5月)
自己点検・評価の原点を見据えて
―検証・照顧脚下―(平成16年6月)
自己点検・評価委員が実際に各学部に赴き、そこで委員会を開催することによる実地踏査を実施した。

継続的な自己点検・評価活動の中で、“第三者による評価”として、平成12年度に財団法人大学基準協会の加盟判定審査を受け、維持会員として加盟・登録が承認されました。(*)
この結果により、本学における教育研究の質の向上を図る基盤が整備されると同時に、PDCAサイクルによる検証・改善行動の重要性が全学的に浸透し、さまざまな改革・改善行動がスムーズに進むようになりました。

*平成16年度に「助言・勧告」に対する改善行動を取り纏めた“改善報告書”を提出し、適切な評価を得ております。

(2)公開と評価の時代に対応した新たな取り組み

1)基本戦略の策定

教育機関を取り巻く環境は、個性化・特色化という言葉に象徴されるように、日々、変化し続けています。そこで、本学では、設置学校の充実を図るための指針として、“立学の精神”を起点とした「ビジョン・ミッションに基づく中長期計画等の策定」を進め、2015年を目途に実現すべき将来像とその具体的行動目標を「学校法人名城大学の基本戦略(Meijo-Strategy 2015=通称:MS-15)」として取り纏め、全学的に個性ある様々な取り組みを推進しています。
MS-15の推進の取り組み姿勢には、平成4年度から継続してきた「点検・評価活動」の実績が活かされており、①過去から現在の流れを捉える「点検・評価活動」、②その結果を踏まえたビジョン・戦略に基づく具体的な行動を「MS-15」という連続性をもって、大学の動きをわかり易く発信するシステムとしてその機能を有効に発揮させる努力をしています。

【点検・評価とビジョン・ミッションの実質化の流れ】

【点検・評価とビジョン・ミッションの実質化の相関性】

2)新たな点検・評価システムの構築

本学では、“社会から評価される大学づくり”を目指して、これまで継続的に実施してきた“自己点検・評価システム”が、①単なる点検活動に留まっていないか、②点検・評価の結果が、教育研究の質の向上に繋がっているか、③外部への情報発信は適切に行われているかなど、自己点検・評価システム全般について検証を行ってきました。
そして、平成15年10月から約1年半の時間を掛けて、大学自らの状況を知り、それに基づく戦略的な行動を展開していくために必要な“新たな点検・評価の仕組みづくり”の必要性を全学的に確認し、「教育研究の質の保証」を旨とした新たな自己点検・評価システムを構築しました。

(3)本学における点検・評価活動の取り組みの現状

本学では、大学基準協会の主要点検・評価項目に基づき、平成17年11月から平成18年10月にかけて、全学的に「試行評価」を実施し、各部署の現状と課題の明確化を図り、自己点検・評価報告書作成のための準備活動を行いました。
そして、全学的に実施した試行評価の成果を活かし、機動的かつ機能的な自己点検・評価活動の実質化を図るため、大学評価委員会の下に、大学評価の経験者・精通者を集めて「大学評価プロジェクトチーム」を設置して組織的な活動を展開し、平成19(2007)年度自己点検・評価報告書を取り纏め、本年度(平成20年度)に大学基準協会による認証評価を受ける申請手続きを完了しました。

【学校法人名城大学における点検・評価システムの概念図】

図:自己点検・評価報告書作成における組織的取組みの概念図

今後は、今回の点検・評価活動で確認された諸課題を自らの手で解決していくとともに、平成21年3月に示される認証評価結果を社会からの声として受けとめ、「望まれる明日の名城大学づくり」の実現に向け、高等教育機関としての責務を果たしていきます。

このたび、名城大学は2008(平成20)年度に財団法人大学基準協会による「大学評価(認証評価)」を受審し、2009(平成21)年3月12日付けにて、 「貴大学は本協会の大学基準に適合していると認定する。」との結果が伝達されました。
詳細につきましては、 こちら をご覧ください。