英語が一番の苦手科目だったという桒山功平さん。大学に入ってからは英語への苦手意識を少しずつ克服し、イギリスのカンタベリークライストチャーチ大学への留学も果たしました。そんな桒山さんに今までの経験を語ってもらいました。
高校生の頃から英語が苦手で、英語の勉強はまったくと言っていいほどやってきませんでした。大学入試のときは英語以外の3科目で試験を受けたほど。だから、大学に入ってから必須科目の英語でネイティブの先生によるクラスがあって、正直受けるのが苦痛でした。
発音の授業だったのですが、僕が話すと何度も発音を正されたり、マンツーマンで指導を受けたりしました。その状況をなんとかしたいと思って、英語のDVDを見たり自分なりに工夫をしていたら、少しずつ英語が伝わるようになって授業が楽しくなりました。
そして、2年生に上がるとき情報学部がナゴヤドーム前キャンパスに移動することになり、ナゴヤドーム前キャンパス内にあるグローバルプラザに通うようになったのがきっかけで、留学をしようと決めました。
ナゴヤドーム前キャンパスにあるグローバルプラザは、誰でも自由に出入りして英語が学べる場所。スピーキングアドバイザーやネイティブの方が常駐していて、会話をしたり英語学習のアドバイスをもらえたりします。グローバルプラザに通ううちに外国の文化にも興味を持つようになり、英語が使えると視野が広がるということに気づいて、英語をもっと学びたいと思いました。
グローバルプラザでのスピーキングプラクティスの時に、英語圏の国に一度行ってみたら?と言われて調べてみたら、名城大学は留学の制度が整っていて、英語圏だけでもイギリス、カナダ、オーストラリア、アメリカなど選択肢がたくさんありました。僕はサッカーとハリーポッターが好きなので、イギリスとに行こうと決めました。
留学費用は自分で工面したいと思い、頑張って貯めました。奨学金制度で20万円を補助してもらえたのはとても有難かったですね。自分で留学費用を捻出して、学校からも補助をもらっていたので、その投資に見合う分だけの何かを吸収したいと思い、留学先ではアクティブに過ごすことができました。
カンタベリークライストチャーチ大学では、最初のクラス分けテストで一番トップのクラスに入ったのですが、全然みんなについていけなくて…。明らかに実力不足を感じたので、一つ下のクラスに変更してもらい、その代わりにアウトプットを積極的にすることを心がけました。
学校以外でもなるべく外に出るようにしました。街に出ると、日本人が珍しいのか現地の人が話しかけてくれるんです。カフェでコーヒーを飲みながら隣に座った方と天気の話をしたり、日本の話をしました。海の向こうから見た日本の印象を知ることができたり、イギリス人の価値観に触れられたのは貴重な体験だったと思います。
現地の人と話していると、「夢は何なの?」「将来はどんな職業に就きたいの?」と問われることが度々ありました。そのとき僕は何も答えられなくて未熟だなと感じました。街で出会ったイギリス人のおじいさんでも夢を語っていたのに、自分は語れることがない。だけど、そこに問題意識を持てたのは留学をしたからだと思います。
先ほど夢はないと言いましたが、一つだけ決めているのは英語を使って仕事がしたいということ。僕のいる情報学部は文系と理系のちょうど真ん中で、どちらにも興味を広げて学ぶことができます。文系と理系両方の知識に加えて、英語力が備わったらそれが自分の強みになるのではないかと考えています。
元々英語が嫌いだったので、大学生になって英語漬けの日々を過ごすとは思ってもいませんでしたが、自分なりに工夫を重ねることで苦手意識をなくして、英語力を伸ばしてきました。TOEICの点数は入学当初420点しかなかったのですが、留学後は695点まで上がりました。ですが、将来は国際的な部署で働きたいと考えているので、自分の中ではまだまだ成長過程。大学卒業までにTOEIC 800点超えを目指したいと思っています。
英語を使って何をしたいかが重要で、留学を経験することでそれが見えてくると思います。
プログラム | 海外英語研修 | ||||||
渡航期間 | 2018年2月4日〜3月4日(2年次夏期) | ||||||
研修先 | イギリス カンタベリークライストチャーチ大学
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研修費用 | 研修(29日間)568,000円 | ||||||
利用補助制度 | 海外英語研修派遣支援A奨学生
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