名城点描

第1回 新学期に贈る本一覧

  • 2013/4/16

 新たな気持ちで新学期を迎えた皆さんに、名城大学の研究室から生まれた新刊本2冊を紹介します。1冊は赤﨑勇・理工学研究科教授の「青い光に魅せられて~青色LED開発物語~」(日本経済新聞出版社)です。赤﨑先生は皆さんご存じの通り、発光ダイオード(LED)の中で最も開発が難しかった青色LEDの開発者として知られる世界的な研究者。困難に立ち向かってきた研究者としての歩みを振り返った本です。赤﨑先生は青色LEDの材料として窒化ガリウムに出合い、その可能性に注目しました。研究に取り組み始めたのは40歳のときで、重要な結果が出たのは50~60歳のころだったそうです。「私は遅咲きというか晩生(おくて)の研究者といえるでしょう。しかし、若き日々に、さまざまなエレクトロニクス材料や半導体の結晶成長に無我夢中で取り組んだ経験が、のちのLEDの研究に結実しています。<あきらめなければ道は開ける>ということを、ぜひ、これから未来を担う多くの若い人たちに感じとっていただければ幸いです」。赤﨑先生は「まえがき」にこう記しています。

 もう1冊は人間学部の安藤喜代美教授の「現代家族における墓制と葬送~その構造とメンタリティの変容~」(学術出版会)。出版社名からも分かるように学術書ですが、誰でもが気になる、お墓と葬送のあり方をテーマにした本です。「家族とお墓に関する意識調査」では、「愛知県内にあるM私立大学」の卒業生や教職員に協力してもらったアンケート結果も登場します。もちろん名城大学のことです。安藤先生の「家族社会学」の講義を受けたことのある卒業生をはじめ、「そういえば」と、アンケートに協力したことを思い出される人もいると思います。アンケートでは、団塊世代が最もお墓を継承することへのこだわりが強いなど興味ある結果も紹介されています。生活スタイルが多様化する現代の家族がお墓や葬送とどう向き合うか。現実的な問題を提起しており、現代家族が直面している変化や課題を探り、これからの家族のあり方を研究のライフワークにしている安藤先生ならではの本とも言えるでしょう。

 赤﨑先生の本も安藤先生の本も研究室から生まれた本ですが、専門領域の奥までは入っていけなくても、読み進むうちに研究者としての緊迫感や人柄が伝わってきます。長年の研究生活の積み重ねの上に書かれているからでしょう。赤﨑先生の本を読んで、神戸工業、名古屋大学、松下電器、名古屋大学、名城大学と「単線型」ではない研究拠点から画期的な研究成果が生まれたことに興味を持つ学生もいるかも知れません。考えてみれば、ノーベル賞にも近い世界レベルの研究者である赤﨑先生を始め、文系、理系の幅広い分野での研究者を抱える大学で学ぶことができる学生は恵まれていると思います。さらに、図書館を利用すればほとんどの本を読むことができます。新学期を前に刊行された赤﨑先生の本も安藤先生の本も、新たなスタートを切る人たちへの応援エールなのかも知れません。(N)

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