教育への取り組み/FD活動・授業評価FD活動・教育改善

FD活動・教育改善

これまで、大学教育において、学びというのは学生の言葉、教えるというのは教師の言葉というように役割分担が存在していたように捉えられてきたと思います。しかし、高等教育がマス化、ユニバーサル化した現在、これから学びというのは、教師がまず「学びというものは何か」をきちんと教育研究を通じて身につけ、それを学生に語り、学びの面白さを学生に語るということが大事になってきたと感じています。そのときに語るためには、学びについてのフィロソフィーに触れた方法論がそれぞれの先生方に必要であり、それがなければ「学びのよさ」というのは、面白さは伝えることができないと思っています。

名城大学におけるFD活動の始動は2000年度であり、2001年7月にはFD委員会要項が制定されました。最初は教員が自分たちの力量を上げるというところから始まりましたが、今は、学生を主役として教育そのものをよくしていこうという方向に転換しています。

今後、名城大学では『FD活動を通し、学生および教職員のモチベーションを最大化する「名城教育力」を自主・自律の探求精神に基づき、持続的に創出する。』ことを基軸に、「学生の主体的な学びを促すための、教育活動の探求・実践および蓄積をめざしたFD環境構築」を旨に、「教育の強みづくり」を実践し、社会に向けてそのメッセージを発信していきたいと考えています。

FD活動の取り組み

本学では、2000年度から大学全体で、教員が授業内容・方法を改善・向上させることを旨に、教育改善の知恵と工夫を共有する場としてFD(Faculty Development)活動を推進しています。

これまで試行錯誤を重ねながら、教育の質保証に向けた活動を進めてきました。その結果、各学部から選出された委員で構成する「大学教育開発センター委員会」を起点としてFD活動を推進しています。

名城大学のFD活動の特徴は、各学部・研究科等のFD組織が、
(1)授業・教授法の開発【ミクロ・レベル】
(2)カリキュラム・プログラムの開発【ミドル・レベル】
(3)組織の教育環境・教育制度の開発【マクロ・レベル】
を包含したFD活動を進めているところにあります。
大学教育開発センター委員会は、これら各学部・研究科等主体のFD活動の支援を基本的な役割とし、カリキュラムの開発等を含めた各学部等の授業・教育改善を全学的に共有することを任務としています。

FD活動の基本方針

「学生の主体的な学びを促すための教育活動の探求・実践および蓄積・発展を可能とするFD環境の構築」

名城大学のFD活動の根拠は大学教育開発センター要項(PDF:109KB)として定められています。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ