大学概要 【2019年度実施分】学部・大学院の円滑な接続のための実践的アドバンスト教育

理工学部数学科

No.3

実施責任者橋本 英哉

2016年度・2017年度・2018年度に引き続き、主に大学院進学を目指す学部学生を対象に、「大学院進学に際して必要となる基礎学力の修得と進学後の研究の準備」をサポートするための合宿型セミナーを実施します。
学部での学習内容を、より高い立場から見直して基礎固めをするとともに、大学院における研究の展望が得られるよう最先端の研究への接続も試みます。

2019年度 数学科合宿セミナー参加者発表会を開催

2020/03/12

 2019年12月21日に、名城大学天白キャンパスH-201講義室において、『学びのコミュニティー創出支援事業---学部・大学院の円滑な接続のための実践的アドバンスト教育』にかかる、「2019年度 数学科合宿セミナー参加者発表会」を開催しました。
 この発表会は、2019年度 数学科合宿セミナーの事後指導の成果を発表するもので、セミナー参加者を含む数学科・数学専攻の学生・大学院生10名と数学科教員8名の18名が参加しました。合宿セミナー参加者6名全員(1年次2名、2年次1名、4年次3名)が、合宿セミナーで決定した4つのテーマにもとづき、それぞれ「定数係数線型常微分方程式の初期値問題に対する解の一意性(Gronwall の補題(微分型)を用いた証明」、「Gronwall の補題(積分型)を用いた線型常微分方程式の初期値問題に対する解の一意性の証明」、「平方剰余の相互法則の証明について —Gauss の補題と格子点による証明—」、「Peano の公理に基づく自然数の積と計算法則」、「Burgers 方程式の超離散化」、「ノイズ付超離散 Burgers 方程式の数値計算」というタイトルで発表しました。
 担当教員およびチューター補助員の事後指導を受けた参加学生たちは、適度な緊張の中、学習および研究した内容を発表しました。また、チューターや参加者からの質問に対して冷静に応答していました。
 昨年の発表会と同様、参加学生たちは、合宿セミナーとあわせて、

    「問題提起→研究→研究成果の発表準備→発表→質疑応答」

という研究活動の一連の流れを実体験することができました。さらに、参加者のうち1名は、2016年から開始した4回の事業すべてに参加しており、来年度からは、本学の大学院に進学して数学の研究を継続する予定です。

ACTIVITY

2019年度 数学科合宿セミナー事前ガイダンスを開催

2019/08/22

8月1日(木) 合宿セミナーの事前ガイダンスを H-202教室で行いました。参加者は、合宿セミナーに参加予定の学部生6名と大学院生チューター4名のうち3名、講師4名の計13名でした。
合宿セミナーでの注意事項があり、当日利用する計算機の初期設定や、初日の講師4名による講演内容の概要説明と事前学習のお知らせなどがありました。また、出席したチューターに対して合宿セミナーの簡単な打ち合わせが行われました。

2019年度 数学科合宿セミナーを開催

2019/09/19

 8月19日から20日にかけて、愛知県犬山市にある宿泊研修施設「入鹿の里」において、「2019年度 数学科合宿セミナー」を開催しました。
参加者は教員5名、大学院生のチューター4名、学部生6名(1年次 2名、2年次 1名、4年次 3名)の合計15名でした。4年次のうち1名は、2016年度より4回連続の参加となりました。
 セミナーでは、学部と大学院の接続の上で大変重要な数学、普段の講義では学ぶ機会の少ない数学として、「定数係数線型常微分方程式の初期値問題に対する解の一意性について」、「2次式の因数に現れる素数たちについて」、「Peanoの公理と自然数」、「トロピカル数学入門」の4つのタイトルでそれぞれ講義と演習が行われました。
 参加学生は、講義と演習について、大学院生のチューターと議論や質問をしながら真剣に取り組みました。

「2019年度数学科合宿セミナー」の冊子を作成

2019/12/02

8月19日から20日にかけて開催された「2019年度数学科合宿セミナー」に関する冊子が完成いたしました。
合宿セミナーで参加学部生に対して行われた数学科教員による講演内容が補充されてまとめて掲載されており、講演内容の復習と理解を助ける一冊に仕上がっております。
この冊子は、合宿セミナー参加者全員に配布されます。

2019年度 数学科合宿セミナー参加者発表会を開催

2020/03/12

 2019年12月21日に、名城大学天白キャンパスH-201講義室において、『学びのコミュニティー創出支援事業---学部・大学院の円滑な接続のための実践的アドバンスト教育』にかかる、「2019年度 数学科合宿セミナー参加者発表会」を開催しました。
 この発表会は、2019年度 数学科合宿セミナーの事後指導の成果を発表するもので、セミナー参加者を含む数学科・数学専攻の学生・大学院生10名と数学科教員8名の18名が参加しました。合宿セミナー参加者6名全員(1年次2名、2年次1名、4年次3名)が、合宿セミナーで決定した4つのテーマにもとづき、それぞれ「定数係数線型常微分方程式の初期値問題に対する解の一意性(Gronwall の補題(微分型)を用いた証明」、「Gronwall の補題(積分型)を用いた線型常微分方程式の初期値問題に対する解の一意性の証明」、「平方剰余の相互法則の証明について —Gauss の補題と格子点による証明—」、「Peano の公理に基づく自然数の積と計算法則」、「Burgers 方程式の超離散化」、「ノイズ付超離散 Burgers 方程式の数値計算」というタイトルで発表しました。
 担当教員およびチューター補助員の事後指導を受けた参加学生たちは、適度な緊張の中、学習および研究した内容を発表しました。また、チューターや参加者からの質問に対して冷静に応答していました。
 昨年の発表会と同様、参加学生たちは、合宿セミナーとあわせて、

    「問題提起→研究→研究成果の発表準備→発表→質疑応答」

という研究活動の一連の流れを実体験することができました。さらに、参加者のうち1名は、2016年から開始した4回の事業すべてに参加しており、来年度からは、本学の大学院に進学して数学の研究を継続する予定です。

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