大学概要 【2020年度実施分】デザイン思考の習得 〜マーケティング課題をとおして〜

経営学部

No.1

実施責任者澤田 慎治

 講義で学ぶ(知識、論理的思考など)ことだけでは、新しい発想や物事を生み出すことが、近年特に困難になってきています。その為、従来のやり方とは異なるデザイン思考が多くの企業で取り入れられ、成果をおさめています。これからの時代に求められる能力となるだろうデザイン思考を、学生が実践的なマーケティング課題に取り組むことで習得することを目指します。

活動報告4

2021/01/15

 2020年12月14〜18日、タワー75学生ホールで「ラムネとガムとまいあめと」展示発表を行った。
 「ラムネとガム」では、ゼミ生が取組んだ名古屋老舗お菓子メーカーの売り上げを伸ばすマーケティングについての提案を22枚のパネルで展示した。提案までには、デザイン思考を使用し消費者自身も自覚していない本質や、企業も気づかない商品特徴も探った。多数の案をふるいにかけ、検証作業も行い、消費者に求められるマーケティング提案に仕上げていった。
 「まいあめ」では、組飴とパッケージを使ってリチウムイオン電池と吉野彰特別栄誉教授の功績を伝える課題についての展示を行った。組飴、パッケージとも細部まで詰めて考える為に、試作をいくつも作り、確認しながら、新たな提案にも繋げていった。それらゼミ生が考えた内容は、(株)ナカムラまいあめに製品を実際に製作して頂き、その製品も展示した。
 展示全体に関しては、実社会でのマーケティングに関して必要なポスター、展示什器、展示レイアウトに至るまでを、ゼミ生が企画から製作まで行なっている。
 展示期間中に、小野デザイン事務所の小野氏に来校して頂き、「ラムネとガム」のマーケティング案について、専門家の立場からゼミ生一人一人にアドバイスを頂いた。頂いたアドバイスは、提案する企業の製品である必要性、新規性、ビジネスとして成立するか、売り方や売り場での展開まで考えられているか、デザイン性の5つの視点。それらのアドバイスは、ゼミ生にとって参考になるものとなった。
 期間中は、多くの学生や教職員に観て頂いた。展示期間中に来場者へ実施したアンケートでは、組飴やパッケージでリチウムイオン電池のことがうまく伝わったとの回答や、展示全体でのゼミ生の取組みに対する好意的な回答が多数あった。
「ラムネとガムとまいあめと」展示に関するwebsite:https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_24138.html

  • 「ラムネとガムとまいあめと」展示会場 「ラムネとガムとまいあめと」展示会場
  • 実際に製作した組飴(左)を検討するために作った試作の一部(右) 実際に製作した組飴(左)を検討するために作った試作の一部(右)
  • 小野氏から最優秀賞のゼミ生に賞状を授与 小野氏から最優秀賞のゼミ生に賞状を授与
  • 展示撤収時の集合写真 展示撤収時の集合写真

ACTIVITY

活動報告1

2020/07/07

ゼミ生による課題の案についての説明 ゼミ生による課題の案についての説明

 7月6日、本年度初めて大学内で、2回生と3回生が集まってのゼミを実施。先週までのオンラインで実施した4つの課題の一部について、各班から説明が行われた。課題をどのように考え、どのように案をまとめたか説明が行われた。
 変化する状況に対応するための課題では、企業も気付かない消費者の自己実現欲求を探りながら、サイバー空間を使ってのビジネス提案が発表された。また、他の3つの課題は、ゼミ全体での情報共有と問題点の洗い出しを行い、今後の方針について話し合いを行った。
 2回生と3回生は初めての合同ゼミだったが、オンライン中もビデオ通話などで進めていたため、大学内での初めてのゼミもスムーズに進められた。

活動報告2

2020/07/22

Zoomを使って会議 Zoomを使って会議

 7月20日、株式会社ナカムラ まいあめの中村氏、藤井氏とゼミ生が Zoomを使って会議を行った。始めに中村氏から会社概要について説明があった。次に、ゼミ生から素材や加工等について質問を行い、藤井氏から回答を頂いた。ゼミ生からは、組飴を製作する上で必要となる点を考えた質問が多くあがっていた。また、パッケージやラベルなど製品を構成する全ての部分についてゼミ生から質問があり、それら全ての質問に対して丁寧に回答を頂いた。
 Zoom会議の後は、現在までに出している多くの案や、今回の質疑を元に製作面での検討を行った。また、素材や加工についての条件を、縛られた制約でなく、発想の種と捉え、新しい案の検討を行なった。

活動報告3

2021/01/14

 AHM Project主催のビジネスコンペで、澤田慎治ゼミ2チームの提案が総提案323案から残った17案のファイナリストの中に選ばれた。尚、受賞コンセプトは、主催企業内での事業化を視野に入れた研究開発に利用される。
 コンペのテーマは、自己実現・自己超越欲求を充たすことで人や社会を幸福にするサービス。また、システムとして実空間とサイバー空間とを融合させた提案を求められていた。
 求められた提案は、企業から現状の話を聞いて提案を作るのではなく、企業も課題が何かを見出せず、消費者も自覚していない本質(インサイト)を見つけ出す必要があった。そのため、消費者を中心に考えるデザイン思考を使って、消費者のより深い理解と発想を繰り返して提案にまとめていった。
 ファイナリストに選ばれた後は、提案したコンセプトの改善や、ソリューションの仮説を検証し、よりよい提案に仕上げていった。改善作業では主催者との意見交換も行い精度を高めていった。検証作業では調査費用を主催者に負担して頂きネットでのアンケート調査なども実施した。その為、より実践的なマーケティング課題を行うこととなった。最終的に、改善したコンセプトは、オンラインで主催企業に対してプレゼンテーションを行った。

3年の中西ひかるさん、丸岡純奈さん、2年の田中花奈さん、長崎佑多さんのチーム。3年の三橋翔大さん、宮腰美久さん、2年の伊藤寧音さん、岩本直子さん、番恵莉花さんのチーム。 3年の中西ひかるさん、丸岡純奈さん、2年の田中花奈さん、長崎佑多さんのチーム。3年の三橋翔大さん、宮腰美久さん、2年の伊藤寧音さん、岩本直子さん、番恵莉花さんのチーム。

活動報告4

2021/01/15

 2020年12月14〜18日、タワー75学生ホールで「ラムネとガムとまいあめと」展示発表を行った。
 「ラムネとガム」では、ゼミ生が取組んだ名古屋老舗お菓子メーカーの売り上げを伸ばすマーケティングについての提案を22枚のパネルで展示した。提案までには、デザイン思考を使用し消費者自身も自覚していない本質や、企業も気づかない商品特徴も探った。多数の案をふるいにかけ、検証作業も行い、消費者に求められるマーケティング提案に仕上げていった。
 「まいあめ」では、組飴とパッケージを使ってリチウムイオン電池と吉野彰特別栄誉教授の功績を伝える課題についての展示を行った。組飴、パッケージとも細部まで詰めて考える為に、試作をいくつも作り、確認しながら、新たな提案にも繋げていった。それらゼミ生が考えた内容は、(株)ナカムラまいあめに製品を実際に製作して頂き、その製品も展示した。
 展示全体に関しては、実社会でのマーケティングに関して必要なポスター、展示什器、展示レイアウトに至るまでを、ゼミ生が企画から製作まで行なっている。
 展示期間中に、小野デザイン事務所の小野氏に来校して頂き、「ラムネとガム」のマーケティング案について、専門家の立場からゼミ生一人一人にアドバイスを頂いた。頂いたアドバイスは、提案する企業の製品である必要性、新規性、ビジネスとして成立するか、売り方や売り場での展開まで考えられているか、デザイン性の5つの視点。それらのアドバイスは、ゼミ生にとって参考になるものとなった。
 期間中は、多くの学生や教職員に観て頂いた。展示期間中に来場者へ実施したアンケートでは、組飴やパッケージでリチウムイオン電池のことがうまく伝わったとの回答や、展示全体でのゼミ生の取組みに対する好意的な回答が多数あった。
「ラムネとガムとまいあめと」展示に関するwebsite:https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_24138.html

  • 「ラムネとガムとまいあめと」展示会場 「ラムネとガムとまいあめと」展示会場
  • 実際に製作した組飴(左)を検討するために作った試作の一部(右) 実際に製作した組飴(左)を検討するために作った試作の一部(右)
  • 小野氏から最優秀賞のゼミ生に賞状を授与 小野氏から最優秀賞のゼミ生に賞状を授与
  • 展示撤収時の集合写真 展示撤収時の集合写真
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ