大学概要 【2016年度実施分】加子母木匠塾への参加

理工学部建築学科

No.継続14

実施責任者村田 賢

加子母木匠塾(もくしょうじゅく)は、全国の学生が木造建築実習に取り組むサマースクールです。岐阜県中津川市加子母で毎年実施されており、名城大学は2013年より、1年生から大学院生までが幅広く参加しています。前年度の秋から準備を始め、地域の方や他大学との打ち合わせ・大学でのミーティング・自主的な技能講習等を重ねながら、木造建築の設計から積算まで行い、夏季の2週間には加子母で泊まり込み、山村での暮らしを体感しながら製作を行います。森林見学や間伐体験など、大学では触れることのできない日本の伝統的な木造建築の技法を体感する機会となっています。

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◆制作物について

2017/01/26

今年は去年の薪小屋に続き、薪割り機小屋をふれあいのやかたの庭に制作しました。昨年の薪小屋のイメージを守りつつ、元からある東屋の中から使えるようにデザインしました。毎月行われる幹事会で担当工務店さんにエスキスをしていただき、雪が多い地方ならではの設計を学びました。また、今回は既存の東屋との兼ね合いがあり、設計通りに進まず現場施工の時もありましたが無事本工期中に終えることができました。これから地元の人に愛されるような建物になって欲しいと思います。

◆まとめ
2016年度の木匠塾には名城大学建築学科から40名(1回生5名、2回生12名、3回生10名、4回生11名、院生2名)が参加し、また、新たに環境創造学科からけ3名(2回生3名)が参加しました。2015年度後期から幹事会・ミーティングを重ねつつ準備を行い、12月には学内説明会を開催、2月には加子母でのシンポジウムに参加、4月からには制作物の設計を開始するとともに、道具等の準備、工期中の作業計画の立案などを、すべて学生たちが主体的に実施しました。8月1~3,11~13日のプレ工期、14~28日の本工期に43人の学生が参加し、「ふれあいの館かしも」の薪割機倉庫の製作を行ないました。10月からは次年度に向けた幹事グループを組織し、準備を始めています。プロジェクトを通じて高い学習意欲の向上や木造建築の構造・施工への理解の深まり、また、地域の方々や他大学との交流など通常の授業にはない学生の顕著な成長が見られています。

  • 制作物図面 制作物図面
  • 制作物図面 制作物図面

ACTIVITY

◆学内説明会(1/26更新)

2017/01/26

参加者を対象に技能講習や今年度の制作物についての説明や今後のスケージュール確認を行いました。4月から参加者を募集したところ、学部1年から修士1年まで総勢43名の参加希望がありました。また、今年度は建築学科だけでなく他学科や他大学の学生も参加し、過去最多人数となりました。木匠塾は、他の環境における人と交流できることも自分たちのいい刺激になっていると考えています。

◆6/18.19技能講習
夏の本番に向け、学内で自主的に技能講習を行いました。木材加工をするときに木材の性質や工具の使い方が重要になります。木匠塾に初めて参加する学生は、実際に木材に触れ授業では習うことのできない伝統木造加工技術を先輩たちから教わります。先輩たちはまた先輩たちから技術を教えてもらい、伝統が下の代へと受け継がれています。

  • 説明会風景 説明会風景
  • 技能講習風景 技能講習風景

◆8/14〜28 本工期の作業

2017/01/26

中津川加子母村という自然豊かな地域で2週間自炊生活しながら制作物をつくりあげます。本工期中は地元の工務店さんの指導のもと、前期は角材に罫書き作業、ほぞ・ほぞ穴つくり、防腐剤塗装を中心に行い、後期は残りの材の加工と組み立て作業を行いました。終盤には朝練・夜連で追い込み、無事2週間で竣工をむかえることができました。また本工期の合間には地域交流イベントに参加させていただき、初めから終わりまで中身の濃い2週間でした。加子母の方々には感謝でいっぱいです。

  • 作業風景① 作業風景①
  • 作業風景② 作業風景②
作業風景③ 作業風景③
作業風景④ 作業風景④

◆制作物について

2017/01/26

今年は去年の薪小屋に続き、薪割り機小屋をふれあいのやかたの庭に制作しました。昨年の薪小屋のイメージを守りつつ、元からある東屋の中から使えるようにデザインしました。毎月行われる幹事会で担当工務店さんにエスキスをしていただき、雪が多い地方ならではの設計を学びました。また、今回は既存の東屋との兼ね合いがあり、設計通りに進まず現場施工の時もありましたが無事本工期中に終えることができました。これから地元の人に愛されるような建物になって欲しいと思います。

◆まとめ
2016年度の木匠塾には名城大学建築学科から40名(1回生5名、2回生12名、3回生10名、4回生11名、院生2名)が参加し、また、新たに環境創造学科からけ3名(2回生3名)が参加しました。2015年度後期から幹事会・ミーティングを重ねつつ準備を行い、12月には学内説明会を開催、2月には加子母でのシンポジウムに参加、4月からには制作物の設計を開始するとともに、道具等の準備、工期中の作業計画の立案などを、すべて学生たちが主体的に実施しました。8月1~3,11~13日のプレ工期、14~28日の本工期に43人の学生が参加し、「ふれあいの館かしも」の薪割機倉庫の製作を行ないました。10月からは次年度に向けた幹事グループを組織し、準備を始めています。プロジェクトを通じて高い学習意欲の向上や木造建築の構造・施工への理解の深まり、また、地域の方々や他大学との交流など通常の授業にはない学生の顕著な成長が見られています。

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