ブックタイトル2021名城要覧
- ページ
- 36/56
このページは 2021名城要覧 の電子ブックに掲載されている36ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 2021名城要覧 の電子ブックに掲載されている36ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
2021名城要覧
2435注:.FD(ファカルティ・ディベロップメント)とは、中央教育審議会答申「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて~生涯学び続け、主体的に考える力を育成する大学へ~」(2012年8月)によると、教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取り組みの総称とされています。単に授業内容・方法の改善のための研修に限らず、広く教育の改善、更には研究活動、社会貢献、管理運営にかかわる教員団の職能開発の活動全般を指すものとしてFDの語を用いる場合もあります。2000年度から全学一斉に「授業改善アンケート」を実施しています。2003年度には東海三県の大学では初めて民間企業で顧客満足度を測るために用いる「CS分析」を本学教員が独自で開発した手法で授業評価に導入しました。2005年度には、学生がアンケートの項目の作成にかかわり、学生の視点から教育改善に必要な情報を得るための授業改善アンケートを実施しました。2006年度から2012年度までは、学生・教員双方のアンケート結果に基づき、多角的な視点から授業を分析し、授業改善に活用してきました。2013年度・2016年度には、授業改善アンケートの原点である学生の意見の集約により力を注ぐことを目的として、アンケート項目を見直し、内容を一部変更しました。学内外から講師を招き、基調講演やワークショップを行い、全学的な教育改善の動きを共有する場として位置づけています。今日、高等教育に係る教育改革については、中央教育審議会の答申をはじめとする多くの提言がなされています。本学では、このような情報を共有する場として2015年度より、喫緊の課題をテーマに開催しています。また、新しい教育技法を体験的に学ぶ場とする企画も実施しています。主に新任の教員を対象として、FD研修会を実施しています。大学における授業設計やシラバス作成方法など、新任教員に必要なテーマを企画し、教育の改善、向上に努めています。名城大学では、各学部等がそれぞれ展開するFD活動とともに、全学的なFD活動を推進しています。また、大学教育開発センターは、大学教育開発センター委員会と協働し、各学部等のFD活動を支援するとともに、このFD活動の中核を担い、教育内容および教育環境の改善、教育技法の改善・向上をめざし、学生による授業改善アンケート、FDフォーラム、FD学習会、新任教員FD研修会、教員年報及びFD・SD活動報告書の発行、教育技法の改善等を目的としたセミナー等への派遣、教育功労賞表彰などを企画し、実施しています。12授業改善アンケートFDフォーラムFD学習会新任教員FD研修会5教育年報では、本学における優れた教育実践やその成果を共有・蓄積し、広く教育の質の向上に資することを目的として、教育実践報告を掲載しています。また、FD・SD活動報告書により学内外に本学のFD活動及び教育に関わるSD活動について、情報発信に努めています。どちらも大学ウェブサイトを通じて広く公表をしています。教育年報及びFD・SD活動報告書の発行6全国の国公私立大学において実施されたFDに関連した企画・研修会・講演会へ教職員を派遣し、FDにかかわる取り組みに生かしています。教育技法の改善等を目的としたセミナー等への派遣FD(Faculty Development)(注)?学生の主体的な学びを促す大学教育をめざして?35教育活動