名城大学通信 43 [2012 winter]

名城大学通信 43 [2012 winter] page 12/40

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10月24日、大橋正昭理事長、中根敏晴学長、小林明発副学長をはじめとする本学関係者が東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市を訪れました。一行は本学卒業生で同市の広瀬宜則建設部課長(1981年理工学部土木工学科卒)....

10月24日、大橋正昭理事長、中根敏晴学長、小林明発副学長をはじめとする本学関係者が東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市を訪れました。一行は本学卒業生で同市の広瀬宜則建設部課長(1981年理工学部土木工学科卒)の案内で、6月と9月に学生、教職員がボランティア活動を行った離島・大島に渡り、復興ぶりを視察するとともに、地元ボランティアグループ「大島復興チーム”おばか隊“」の出迎えを受けました。その後市内に戻り、市役所に菅原茂市長、加藤慶太副市長を訪問。教職員および学生から寄せられた義援金を贈るとともに、本学の東日本大震災への取り組み状況と今後の支援について意見交換しました。市長、副市長からは、本学のボランティア活動への謝意が述べられ、今後の支援として砂浜海岸の復興、復旧に関し、専門の研究者を擁する大学への期待が述べられました。東日本大震災の復興を支援する宮城県気仙沼市大島での2回目の学生ボランティアの活動が行われました。学生29人と教職員5人は9月11日午後6時にバスで天白キャンパスを出発。12、13日の両日、大島の海岸に残る流木の撤去など、美しい海辺を取り戻す作業に取り組みました。ボランティア団を率いて天白キャンパスに戻ってきた東日本大震災生活支援本部長の今西文武学務センター長は、「今回の活動は田畑に埋まった瓦礫撤去が中心だった前回と違って、海岸に残る重い流木などを取り除く作業が中心。かなりハードでしたが達成感を持った学生も多かったと思います。学生の皆さんは第1陣にも負けない頑張りを見せてくれました」と出迎えた中根敏晴学長や教職員を前に報告のあいさつを行いました。中根学長も「ボランティア活動は大島の皆さんにも喜ばれたと思いますし、皆さんにとっても貴重な体験になったはずです」と労をねぎらいました。学生たちは現地での復興作業に役立ててもらおうと、「3万枚の奇跡」作戦で集めたタオルのうち1000枚を持ち込み、気仙沼市の大島地区災害対策本部に贈り感謝されました。このボランティア活動報告会が10月7日に行われました。報告会には学生や教職員ら30人が参加し、東日本大震災教育支援本部長の渋井康弘学務センター長の司会で、3人の学生からの体験報告と職員らとの意見交換が行われました。参加した学生たちは「テレビや新聞などの報道では、被災地の復興はかなり進んでいるように見えますが、連続した復興支援がまだまだ必要」「現地の方にとって、美しい大島が誇りなのだということです。私はそんな大島で活動させていただけることを光栄に感じると同時に、大島に敬意を払い、責任を持って行動しなければと感じました」「多くのことが、現地に足を踏み入れて初めて分かります。ぜひ、多くの皆さんに現地に行ってもらい、感じたことを伝えてほしいと強く思います」など、ボランティアを通じて感じたことを語りました。大島での第2回ボランティア活動を実施名城大学では、学生を中心としたボランティア活動をはじめ、さまざまな活動を継続的に行っています。東日本大震災名城大学の取り組み理事長、学長が宮城県気仙沼市を訪問1143