名城大学通信 43 [2012 winter]

名城大学通信 43 [2012 winter] page 16/40

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東日本大震災への対応について①研究支援事業の選定研究支援本部(本部長:船隈透学術研究支援センター長)は、被災研究者支援と震災復興支援の2種類で募集を行い、前者で1件、後者で4件の研究を採択、総額650万円を助....

東日本大震災への対応について①研究支援事業の選定研究支援本部(本部長:船隈透学術研究支援センター長)は、被災研究者支援と震災復興支援の2種類で募集を行い、前者で1件、後者で4件の研究を採択、総額650万円を助成しました。被災研究者支援事業の対象になったのは、東北大学教員と本学薬学部教員の共同研究です。東北大学で研究に使っていた機器類が使えなくなったことから、本学に来て研究を継続してもらっており、旅費も負担しています。テーマは「有機化学反応における理論計算による立体選択制予想とその検証に関する研究」です。また、震災復興支援事業としては、被災地研究者とタイアップした研究を支援するもので、理工学部、農学部、都市情報学部の教員4人が対象となりました。「東日本大震災による三陸沿岸海域の大規模海洋環境変動に対する高次捕食動物の応答機構の解明」「津波により喪失された海藻や陸上植物の多様性回復過程に海鳥糞起源の窒素が及ぼす影響」「東日本大地震津波によって被災破壊した海岸の復旧・復興~砂浜海岸を対象にして~」「『被災者の生活再建ベースにした持続可能な復興まちづくり支援』調査研究」がテーマです。いずれも複数の応募の中から経費や計画の妥当性などを検討、採択されたもので、被災地域の復旧、復興につながることが大いに期待されます。②チャリティーメニューなどの導入各キャンパスの学生食堂では、料金に義援金分を上乗せしたチャリティーメニューを設定しています。すでにあるメニューをチャリティーメニューにしたり、あるいはこのチャリティーのために新たなメニューやセットを登場させたりしている場合もあります。また、(有)名城大学サービスでは義援金付き名城大学オリジナルグッズとしてネクタイやフォトスタンドを販売しています。これにより集まった義援金は、数か月ごとにとりまとめて、被災地へ寄付しています。③東日本大震災で被災した名城大学入学予定者への支援について東日本大震災の被災者への支援策として、本学ではすでに2011年3月に被災受験生への入学手続金(入学金、授業料等)の免除等の措置を実施しました。これに引き続き、2012年度入学予定者に対しても支援を行うことしました。すべての入試区分が対象で、条件に該当する場合は入学検定料、入学金および学費(授業料、実験実習費、施設費)の免除といった経済的支援のほか、調査書等の必要書類提出についての配慮、名城大学指定学生マンションへの優先入居等を支援することになっています。4315