名城大学通信 44 [2012 summer]

名城大学通信 44 [2012 summer] page 12/44

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第1回セミナーの様子。4月から毎月開催され、薬剤師の役割の啓発と地域医療推進を目指す飯島教授が中国科学院から外国籍院士の選出を受け喜びを語る第62回南日本文化賞特別賞を受賞し母校の生徒からも祝福を受ける赤....

第1回セミナーの様子。4月から毎月開催され、薬剤師の役割の啓発と地域医療推進を目指す飯島教授が中国科学院から外国籍院士の選出を受け喜びを語る第62回南日本文化賞特別賞を受賞し母校の生徒からも祝福を受ける赤﨑教授天白キャンパスが第1回なごや環境活動賞の「優秀エコ事業所優秀賞を受賞研究1研究1薬学部が寄附講座を開設薬学部に株式会社スギ薬局による寄附講座「地域医療薬局学講座」(鍋島俊隆特任教授)が4月1日に開設されました。この寄附講座は、薬剤師による地域医療推進を図り、地域の薬剤師の役割を啓発することが目的です。4月29日には第1回「地域医療薬局学講座セミナー」が開催され、小嶋仲夫薬学部長が開会にあたり「名城大学では以前から地域医療を推し進める思いがありましたが、その一つの形としてこの講座が開設されました」とあいさつ。セミナーでは、近畿大学医学部の久米裕昭教授が喘息の病態・診断・治療について講演。本学薬学部の野田幸裕教授は薬剤師外来での取り組み事例を解説し、「患者とパートナーシップを形成し患者の自己管理能力を高めることが何より重要」と述べました。セミナーは毎月開催され、これまでに「糖尿病治療薬物療法と血糖管理の実際」(第2回)、「退院、そして在宅療養へ?がん患者さんと共に?」(第3回)、「在宅緩和医療の実際?事例を中心に?」(第4回)が開講されました。飯島教授が中国科学院の外国籍院士に大学院理工学研究科の飯島澄男教授が、理化学研究所の野依良治理事長(名城大学総合学術研科特任教授、2001年ノーベル化学賞受賞)とともに、中国科学院(ChineseAcademy of Sciences、略称CAS)の新たな外国籍院士に選出されました。中国科学院は1949年に設立された政府直属の自然科学分野の集まりで、院士に選ばれることは中国では最高の栄誉とされています。今回は、30年以上にわたる中国の電子顕微鏡学への貢献とカーボンナノチューブ発見の功績が認められました。飯島教授は「中国の研究者とは1978年の直前から個人的交流が始まりましたが、その当時の研究者が中心になり今回の栄誉に努力してくれました。『草の根交流』は大切ですね」と喜びを語りました。今回新たに選出された院士を含めた中国科学院の院士は727人となり、外国籍院士は64人となります。これまで選出された日本人は、井口洋夫博士(東京大学名誉教授、元岡崎国立共同研究機構長)のみでした。赤﨑教授が故郷の鹿児島で「第62回南日本文化賞特別賞」を受賞大学院理工学研究科の赤﨑勇教授が南日本新聞社の「第62回南日本文化賞特別賞」を受賞しました。南日本文化賞は鹿児島県ならびに日本の文化発展に貢献した人物・団体を表彰する南日本新聞社が制定する地域に根ざした文化賞。今回は、高輝度の青色発光ダイオード(青色LED)や青色レーザーの開発に貢献したことを称えたものです。授賞式では南日本新聞社の逆瀬川尚文社長が「62回目を迎える賞を赤﨑先生のような世界最先端の科学者に贈らせていただき、同郷として誇りに思う」とあいさつ。赤﨑教授は「故郷には一言では表現できないほどの多くの思い出がある。故郷から伝統ある賞をいただけたことは非常に嬉しく格別な思いです」と述べました。授賞式後、赤﨑教授は鹿児島県庁で伊藤祐一郎知事および山田裕章副知事と会談。その足で一部が当時のまま残っている母校・甲南高等学校(旧制:県立第二鹿児島中学校)を訪問。生徒からの嬉しいお祝いの花束とともに、二十数年ぶりの帰郷で再会した懐かしい旧友たちと母校を巡っていました。天白キャンパスに「なごや環境活動賞優秀賞」天白キャンパスが名古屋市による「第1回なごや環境活動賞」の優秀エコ事業所部門の優秀賞に選ばれました。今回の受賞は、天白キャンパスが校舎に太陽光発電パネルやクールビット(地中の熱を取り出すための空気の通り道)を導入していることや、学生とともにキャンドルナイト等の環境イベントや節電パトロール・清掃活動といったさまざまな環境を配慮した活動を実施している点が評価されたものです。名古屋市では環境に配慮した取り組みを自主的かつ積極的に実施している市内の事業所を「エコ事業所」に認定、支援しています。特に優秀で他の模範になる事業所を2007年から「エコ優秀賞事業所」として表彰しており、今回からその表彰制度を「なごや環境活動賞」と改め、「環境首都づくり貢献部門」「優秀エコ事業所部門」「特別賞」を設けられました。私立大学の受賞は2007年以来、本学が初受賞となります。在学生らが思いの詰まった卒業式・入学式を演出平成23年度卒業式と平成24年度入学式では、今までとは違った趣向を凝らした演出が取教育1教育1研究2研究2学事1学事1学事21144