名城大学通信 44 [2012 summer]

名城大学通信 44 [2012 summer] page 5/44

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04 44つのパターンで私は先輩から教えられました。非常にシンプルですが、素晴らしい言葉だと思います。部活動の活躍に期待しています―学生時代にスポーツはされましたか。中学校では、駅伝の選手でした。今ならス....

04 44つのパターンで私は先輩から教えられました。非常にシンプルですが、素晴らしい言葉だと思います。部活動の活躍に期待しています―学生時代にスポーツはされましたか。中学校では、駅伝の選手でした。今ならスポーツシューズですが、ズック靴すらなく、わらじを履いてスタートする時代でした。走っているうちに擦り切れて、砂利道を裸足で走ることになっていました。東海銀行頭取時代の1998年には、女子陸上競技部が全日本実業団対抗女子駅伝で優勝し、実業団ナンバーワンに輝きました。名城大学では女子駅伝部が頑張っており、秋には初めて仙台に応援に行きます。今年はかなり期待できそうだとの情報もあり、楽しみにしています。愛知大学野球の春季リーグ戦で2位に食い込んだ硬式野球部にも期待しています。データをじっくり読ませていただきましたが、残念ながら、ひとつだけ、満足できないポイントがあります。監督にお会いしたら、お話ししたいと思っています。もちろん、男女柔道部やラグビー部などそのほかの部活動の活躍にも大いに期待しています。部活動の活躍は、学生個人も育てますが、大学全体に元気を与えてくれます。―プロ野球も好きですか。阪神ファンです。高知県安芸市がずっとタイガースのキャンプ地だったこともあります。銀行時代に企業の阪神ファンの方々と猛虎会を結成し、年に2、3回はナゴヤドームに行きます。甲子園球場にも年2、3回は応援に行っています。教員は手づくり感覚で学生を育ててほしい―学生を教える先生方への要望はありますか。学生を一人ひとり手づくりする感覚で育ててほしいと思います。名城大学の立学の精神でも「穏健中正で実行力に富み、国家、社会の信頼に値する人材を育成する」とうたっているように、卒業後にずっと頑張っていける学生を育てるにはマスプロダクション(大量生産)ではいけません。ベースになるのは教養教育です。企業の立場から言えば、学ぶ精神、方法、基礎がしっかり出来上がっている学生を求めています。先生方には、個性に合わせた一人ひとりをじっくりとつくりあげる気持ちで学生を育ててほしいと思います。被災地の皆さんは焦らずに頑張ってほしい―東日本大震災では、被災されたり、原発事故で故郷から逃れて暮らしている卒業生の方々もいます。激励のメッセージをお願いします。私はまだ被災地の現場を直接見ていませんが、昨年、本学の学生たちが取り組んだ宮城県気仙沼市大島での復興支援ボランティア活動の様子はビデオで見させていただき、責任者の先生からもお話をうかがいました。被災された皆さんにとっては復興への道のりは先が長く、まだまだ大変な日々が続くと思いますが、焦らず頑張っていただければと思います。自然災害の恐ろしさを心にとめつつも、恐怖心を力強く、前向きに克服していってほしいと願っています。