名城大学通信 45 [2013 spring]

名城大学通信 45 [2013 spring] page 19/40

電子ブックを開く

このページは 名城大学通信 45 [2013 spring] の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
名城大学通信 45 [2013 spring]

カンサンジュン姜尚中さんの講演に2400人聞き入る午前9時半までに受け付けを済ませた来場者たちの大半が誘導されたのは、オープニングイベントと東京大学大学院教授の姜尚中さんによる特別講演会(人間学部10周年記念講演会)が開催される共通講義棟北の名城ホール(収容定員600人)前。ほとんどが姜さんの講義の聴講希望でしたが、先着順に配られた整理券を手に、名城ホールに入場できたのは600人近くだけ。残り約1800人は共通講義棟北2階の11教室に分散し、モニター聴講となりました。特別講演会の受講者総数2400人は、大江健三郎さんが講演した第3回(2006年)の1600人を大幅に上回り、過去最高となりました。ちなみに今回の5500人の来場者のうち、大人は4800人でしたので、モニター聴講も含めほぼ半数が姜さんの講演に耳を傾けたことになります。オープニングイベントで中根学長があいさつ姜さんの特別講演に先立ち、午前10時から始まったオープニングイベントでは、法学部2年生の杉山大祐さんが津軽三味線の演奏を披露。演奏は1曲だけでしたが、第8回津軽三味線全国大会で文部科学大臣賞を受賞した杉山さんの奏でる津軽三味線の力強い調べが会場を魅了しました。引き続いて中根敏晴学長が「名城大学は東日本大震災で、全学をあげて復興支援活動に取り組みました。さらに今年は人間学部が開設されて10周年ということもあり、姜先生に特別講演をお願いしました」と開会のあいさつ。姜さんの紹介を行った人間学部の伊藤康児学部長は「人間学部が求めるテーマでもある”人間とは何か“について追い求める姜先生に、開設10周年記念講演会をお願いできたことは大変な光栄です」とあいさつしました。農産物即売会など今年も多彩なプログラム名城大学Dayは午後4時まで、多彩なプログラムが繰り広げられました。共通講義棟北前のピロティでは恒例の附属農場農産物即売会、校友会全国物産会、名城大学グッズ販売が行われ大にぎわい。各学部や研究室の実験講座やクラブ活動紹介、ボランティア協議会による東日本大震災復興支援活動の報告会など盛りだくさんの企画会場も大人気。「学生食堂体験」は、今年は総合受付で配られた無料チケットのほかに、東日本大震災復興支援のための「1コイン(100円)募金」が呼びかけられましたが、対象となった10食堂は、例年通りの長蛇の列が続き、募金箱には100円硬貨のほか、500円硬貨や1000円札も入っていました。寄せられた義援金総額は41万5900円で、中日新聞社を通じて被災地に贈られました。※講演の要旨は19ページから掲載18