名城大学通信 45 [2013 spring]

名城大学通信 45 [2013 spring] page 26/40

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名城大学通信 45 [2013 spring]

附属高校レポートMeijo University Senior High School Report[附属高校普通科3年]鈴木花衣さん石橋優希さん名古屋で、そして高校生でも…私には何ができるのか。2011年3月11日の東日本大震災の発生以降、附属高校普通科3年の鈴木花衣さんはこの思いを胸に抱き続けていました。部活動引退後、現地でボランティア活動を続けている「名古屋レスキューストックヤード」のボランティアに参加し、震災後1年を迎えた2012年3月11日に現地へ。震災後1年を迎えるにあたり、現地の方々と話をする“心のケア”ができればという思いからでした。鈴木さんは現地の方との交流の他、ボランティアの集会にも参加し、大学生など他の参加者の話を聞くなかで、「名古屋で、そして高校生でももっと何かできないか」と強く感じるようになりました。そして名古屋に戻り友人らと議論を重ねる中で考えついたのが、現地の食材を生かしたお弁当企画でした。ブッド希望を乗せた“bud”結成現地のつながり(前列右から2人目が石橋さん、3人目が鈴木さん)同じクラスの石橋優希さんも、鈴木さん同様に「何かできることはないか」と自分のなかで模索していました。そんな石橋さんがたまたま見たNHK番組「東北発☆未来塾」。“つながるチカラ”というテーマで東北復興のための企画を募集していること知り、これをきっかけに“芽・つぼみ”を意味する“bud”というグループ名(※)をつけ、番組へ応募。番組にはbudの他、大学生など約30組の応募がありましたが、採用されたのはbudを含め10組。高校生企画として唯一の参加となったbudの希望を乗せたプロジェクトがスタートしました。番組はテーマに沿って参加者それぞれの企画の実現に向けて、実際に人を巻き込む方法やSNSの活用方法などさまざまなことをその分野の著名人から教わり、それらを生かして企画を実現させるというもの。budはFacebookやブログなどのSNSを活用することで協力者を募り、結果的に仙台から9人の高校生が賛同・参加することに。14人でのお弁当企画の始動です。※budとは…“芽・つぼみ”を意味する言葉で、未来へと成長する芽とともに自分たちもグループの活動を通じて成長するという思いを込めている。ちなみに、正しい発音は「バッド」だが、当初「ブッド」と読んでおり、「私たちはbadではない!」と伝えるためにも「ブッド」と呼び続けているとか。4525