名城大学通信 45 [2013 spring]

名城大学通信 45 [2013 spring] page 27/40

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名城大学通信 45 [2013 spring]

試行錯誤の中から生まれたメンバーの思いのこもったお弁当商品化に向けて最も苦労したのがメニュー選びでした。当初、メンバーは仙台と名古屋の地元食材を使った名物を入れることを計画。事前にbudのウェブサイトや名古屋と仙台で実施した1600人分のアンケートから得られた料理を作るため、パプリカや七ヶ浜町などのワカメといった地元食材の仕入れ先を探しました。しかし、今回はお弁当の大量生産が目的ではないため仕入れルートを確立できず、食材の一部は変更を余儀なくされました。約1か月の試行錯誤を経て完成したお弁当は全員の思いがこもったメニューばかりです。例えば“あんかけスパゲティー”。塩だれとワカメで東北の美しい海を、そして色とりどりのパプリカで海にかかる虹を表現しました。“make未来べんとう”の販売、そして現在budや自分たちの“芽”を育てるために完成した“make☆未来べんとう”は、仕出し弁当会社だるま(本社:愛知県刈谷市)の協力を得て中部国際空港で9月15日から2か月間販売されました。初日にはNHKや中日新聞社が取材、鈴木さんと石橋さんらが実際に売り場に立って販売し、販売開始から約1時間30分で完売しました。12月からは仙台メンバーが中心となり企画した仙台版“make☆未来べんとう”が販売され、現在も好評販売中です(3月末まで販売)。budの活動は、12月に青少年のボランティア活動を支える米国最大級の金融サービス機関プルデンシャル・ファイナンシャルが主催する「第16回ボランティア・スピリット・アワード」東海・北陸ブロックのコミュニティ賞を受賞。現在も仙台と名古屋で精力的な活動が続いています。1年間活動をしてきた2人に今後を聞いてみました。「私たちはNHKの番組を通じて多くの人の協力を得てここまできました。卒業後は、budを後輩に引き継いでもらい、私たちは大学生として活動をサポートしたいと思っています。また、それとは別に大学ではそれぞれが新しいボランティア活動にもチャレンジしていきたいです」。鈴木さんと石橋さんが、それぞれ自分の未来の“芽”を育てるために頑張る姿を応援したいものです。26 45