ブックタイトル名城大学通信 47 [2014 Spring]

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名城大学通信 47 [2014 Spring]

10就職活動に成功し、内定が決まった4年生に、これから就職活動を控えた3年生が相談できれば、もっと不安や悩みが少ない状態で就職活動が始められるのではないか。「就サポカフェ」は、そんな想いを抱いた学生からの発案で始まりました。そのため「就サポカフェ」は、企画から運営まで、すべて学生がマネジメントします。開催期間は、就職活動が始まる前の10月から12月までの3か月間。各月5日間、ランチタイムに開催するカフェスタイルと、夕方から開催する勉強会スタイルの2本立てでサポート活動が行われます。カフェは、3年生が4年生の内定者に就職活動に関することなら何でも気軽に相談できる場。勉強会は、内定者やインターンシップ参加者と一緒に、就職活動に必要な知識やスキルを3年生が身につけられる場となっています。名城大学は就職に強い大学。しかし、就職活動に取りかかるのが遅い学生も多く、「就サポカフェ」で先輩たちと話をすることで、もっと就職に対する意識を高めていけるのではないかと、キャリアセンターとしても期待しています。また、こうしたプロジェクトを動かすことで、関わった学生自身の成長にもつながるはず。今後もキャリアセンターでは、学生が意義を感じ、取り組みにワクワクする学生のマイプロジェクトを応援し、成功体験が得られるように支援していきたいと考えています。自ら勉強し講師となってクリティカルシンキングやマーケティングの勉強会を開いた学生もいるほどです。こうした努力の甲斐あって、2013年は延べ345人が参加。「就活の友達ができた」「勉強会がわかりやすかった」など、参加者からはうれしい声が続々と寄せられています。自分たちの手でプロジェクトを動かすことで、就職サポーターたちも一人ひとりが成長を実感。「自分に自信が持てた」「何かを得ようと積極的になれた」「問題を克服する力がついた」「自分が意見を出せば、みんなが協力してくれると気づいた」など、活動を通して自分たちも変われたと振り返ります。また、「誰かのために何かがしたい」というメンバーの思いは、活動のモチベーションに。それを感じた3年生が4年生になると協力を買って出るなど、「就サポカフェ」は学生同士の新たなつながりを生む場として、歩み出しています。掲示されているポスターやチラシ類はすべて「就職サポーター」のメンバーの手作り。「就サポカフェ」の運営にあたる学生たち左から鈴木悠太さん(法学部3年)山端千佳さん(法学部4年)酒井雄太さん(経営学部2年)大池和敏さん(法学部2年)浜井圭太さん(法学部3年)清水柾志さん(理工学部3年)