ブックタイトル名城大学通信 47 [2014 Spring]

ページ
17/44

このページは 名城大学通信 47 [2014 Spring] の電子ブックに掲載されている17ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

名城大学通信 47 [2014 Spring]

16東北大に3?4で惜しくも敗れ、勝ち点4で6位でした。主将の服部卓矢さん(法学部2年)は「熊本大戦での4敗の中には僕の1敗も入っています。勝っていれば勝ち点5になり5位に上がれただけに主将として責任を感じます」と悔しそう。それでも「早稲田と立命館以外は全て国立大。京都大に勝ったことで、新入生へのインパクトも大きいと思う」とうれしそうでした。部室は8号館クラブハウス308号。将棋盤は5面。活動は大会を見据えた木曜日の研究会や練習会を軸に行われ、木曜日の練習会に参加できるのは20人を超す部員のうち大会出場レベルの部員。それ以外の部員はそれぞれ授業のない時間帯に集まり、将棋盤に向き合います。名城大学囲碁部も、昨年8月、東京で開催された第57回全日本学生本因坊決定戦で、法学部4年の前出悠皓さんが、ベスト4に勝ち残りました。他の3人は早稲田大3年(優勝)、東京大4年、北海道大4年という顔ぶれでした。前出さんは昨年12月に東京で開催された第12回全日本学生囲碁王座戦でもベスト16に勝ち残りました。名城大学の囲碁部は諸事情でここ数年、同好会サークルとして活動していました。前出さんらの呼びかけで約20人の部員も定着し、2013年6月、文化会公認クラブとして認可され、8号館クラブハウス309号(将棋部の隣)に部室を構えることができました。前出さんが出場した昨年の全国大会はいずれも個人戦。2014年度は団体戦を戦える5人のメンバーをそろえ、全国舞台を目指すのが目標です。部員たちは、部室での練習のほか、自宅でインターネットの対局でも技を磨いています。前出さんによると、囲碁人口は中国が圧倒的に多く、ハンドルネームを使って組み合わされる対局相手は中国人が大半を占めるそうです。顧問は理工学部数学科長の鈴木紀明教授。囲碁部が部室も対戦相手も確保できなかった同好会時代、囲碁好きな教員たちに呼びかけて学生たちと囲碁交流し、練習の場を確保するなどサポートしてきました。鈴木教授は「今年はまず、名城大学に囲碁部があるということをしっかりと知らしめ、将棋部のように団体戦で強豪国立大学を破るような実力を磨いてもらいたい」と部員たちの奮起に期待しています。前出さんから部長を引き継ぐ武田昌憲さん(法学部1年)も「楽しい囲碁部にして団体戦を目指したい。新入部員大歓迎です」と話しています。囲碁部個人戦で全国ベスト4進出団体戦で全国目指す。5面の将棋盤を囲んで練習する部員たち(部室で)(上からシード順、丸数字が勝ち)第44回学生王座戦ひろあき囲碁部への入部を呼びかける前出さん(左)と武田さん(右)と顧問の鈴木教授(部室で)