ブックタイトル名城大学通信 48 [2014 Summer]

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名城大学通信 48 [2014 Summer]

16「指導者はいません。先輩が後輩に教えるスタイルを受け継いでいます」と部長の赤地司さん(理工学部数学科4年)。48年前に発足した舞踏研究会は創部以来、競技ダンスを続け、部員のほぼすべてが未経験で入部。指導者がいない中、3年生を中心に練習メニューを考え、上級生が下級生を、手取り、足取り、マンツーマンで指導しています。「大学生の競技ダンスは、モダン4種とラテン4種の計8種。新入部員も1年間で、8種すべてが踊れるよう、週2回の定期練習以外でも教えています」と市川歩さん(法学部応用実務法学科4年)。中部地区の大会に出場できる大学数に制約があるため、同研究会30人と愛知淑徳大学20人のメンバーで練習を重ね、合同チームとして出場を続けています。競技ダンスは、複数ペアが同時に踊り、審査員のチェック数で予選通過や順位が決まります。「フィギュアスケートと違い、ポイント数の評価ではありません。印象がすべてで、曲が終わるまで結果は分かりません」と赤地さん。同研究会は全国大会にも出場していますが、関東のレベルが高く、最近の大会では東大がモダン4種中3種で1位と断トツ。市川さんは「客観的に自分たちの踊りがどう見えているのか、いつも意識しています。8種目のトータルで競う団体優勝をめざして、レベルアップを図っています」。「最初に覚えるのがパーティーステップ。これができれば、他大学とのダンスパーティーに参加できます」と安川史子さん(農学部生物環境科学科3年)。他大学との交流も盛んで、2カ月に1回程度ダンスパーティーが開催されています。井指未来さん(人間学部人間学科3年)は「新入生歓迎会で踊る先輩にあこがれて、入部を決めました。上手なペアを見ていると、鳥肌が立ち涙も出ます」と目を輝かせながら魅力を語ってくれました。ダンスに魅せられ、真剣に練習に臨む部員たち。表現力豊かに、美しく、魅せるダンスで、めざせ頂点!指導者は先輩。伝統的な指導スタイルが根付いています交流も盛ん。感動を与えるダンスをめざして目標は団体優勝。戦う相手は自分自身いさしみらい姿勢がポイント。体幹を鍛えて、美しいダンスをめざしています学生たち自身でスキルアップ。魅せるダンスで団体優勝めざす舞踏研究会