ブックタイトル名城大学通信 48 [2014 Summer]

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概要

名城大学通信 48 [2014 Summer]

06理工学部情報工学科3年稲生秋利さん高校時代からめざした気象予報士試験に合格。災害対策に役立つ仕事がしたい。幼い頃から気象に興味があり、天気予報を見るのが大好きでした。中学の卒業文集に書いた将来の夢は、気象予報士。高校に入学後、本格的に気象予報士試験の勉強を始め、高校1年生の冬に初めて試験にチャレンジしました。気象予報士試験には学科試験と実技試験がありますが、合格率は5%程度。数学、物理、地学などの幅広い知識を身につけていないと合格できない難関試験のため、自分は合格までに3年間を費やし、大学1年生の冬に念願の気象予報士資格を手にすることができました。間に大学受験をはさんだため、勉強との両立は本当に大変でしたが、このチャレンジを通して、努力すれば結果がついてくるということを体験することができました。これは大きな自信になり、他の分野の資格取得にチャレンジしたいという前向きな気持ちにもつながりました。また、気象予報士試験のために勉強したことで、物理などの理系科目が得意になったことも大きな収穫でした。気象予報の醍醐味は、刻一刻と変化する自然が相手であること。そして培った知識や積み重ねた経験を駆使して、予報に取り組めること。地球上の気象が大きく変化していると言われる今だからこそ、気象予報士の役割は重要だと考えています。卒業後は、気象予報士の資格を生かした仕事に就きたいと思っています。ただ予報するだけでなく、災害対策などにも役立つ仕事ができるように、今後も勉強を続けていきます。