ブックタイトル名城大学通信 49 [2015 Spring]

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概要

名城大学通信 49 [2015 Spring]

11加速する開学90周年事業4号館D棟を取り壊し、2015年3月に完成する共通講義棟東。地上7階、地下1階で、延べ床面積は1万2218平方メートル。書庫や講義室、情報処理教室等を設置します。採光とデザイン性を意識したガラス張りの外観とともに、教室の壁面にもガラス壁を採用し、日差しが教室内部まで届く、明るく開かれた教室を実現しています。また各フロアは7色で色分けされており、壁面の一部や案内表示などのフロアサインなどは、フロアごとに統一された色調で構成されています。施設部職員で同講義棟を担当した長井洋一さんは「開学90周年のコミュニケーションロゴである『RISING』の虹色の光のデザインに合わせて、各フロアを7色で表現しました」と話しています。また同部の川村信一さんは「赤﨑勇終身教授のノーベル賞受賞が決定し、部内で急きょ話し合い、3階は青色に変更しました。タワー75と接続する3階は人の往来が最も多く、青色を目にする機会を増やし、その配色の意味を長期間伝えていきたいと考えたからです。連絡通路を含めた3階を『ノーベルロード』と呼んでほしい」と、思いを込めた設計を熱く語ってくれました。新校友会館は国道153号線に面し、天白キャンパスの新たな顔となる建物です。2013年5月に、在学生、卒業生、教職員を対象にした外観デザインコンペが実施され、15点の応募の中から伊藤潤さん(理工学部建築学科2006年3月卒)の「アーチの浮かびあがる集いの場」が選ばれました。アピール性と伊藤さんのデザインコンセプトの両立を図り、東面ファサード(正面外観)に薄板を平行や格子状に並べたルーバーを採用し、形状の変化により3連アーチを浮かび上がらせる設計になっています。校友会事務局や郵便局、食堂が入るほか、全館にLED照明を採用し、屋上緑化も取り入れ、環境に配慮した建物になります。竣工後は、現在の校友会館が取り壊され、幅41メートルの新しい正面広場が広がります。タワー75 2階への連絡通路(1月16日)東面から見た完成イメージ図南東から見た完成イメージ図採光を意識したガラス張りの外観(1月16日)天白キャンパス共通講義棟東新校友会館