ブックタイトル名城大学通信 49 [2015 Spring]
- ページ
- 20/48
このページは 名城大学通信 49 [2015 Spring] の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 名城大学通信 49 [2015 Spring] の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
名城大学通信 49 [2015 Spring]
19Real Report名城大生の夢!一歩踏み出せば、世界は変わる。新しい自分に、きっと会える。それを実現した学生たちのストーリー。経営学部経営学科2年松田瑶平さん経営学部経営学科2年松田瑶平さん車いすテニスの選手として全国各地へ遠征。ハンディを強みに挑戦を。中学生の時、交通事故にあい車いすの生活を余儀なくされました。それまで野球に熱中していたため、何かできるスポーツはないかと考えていた頃に、車いすテニスに出合いました。チームプレーではなく個人プレーのスポーツも面白そうだと始めたものの、高校時代は週1回、体を動かす程度。本格的に練習するようになったのは大学入学後、自分で車を運転して自由に移動できるようになってからです。大学では友人に誘われてテニスサークルへ。いい仲間に恵まれ、練習量も増えたことで実力がついてきました。試合があれば全国各地へ1人で遠征するなど、テニス漬けの日々を過ごしています。最近始めたのは、試合内容をノートに書き、振り返ること。試合中は孤独なので、気持ちが落ちると取り戻すのは大変です。そんな自分との戦いに勝つために、振り返りは有効だと感じています。車いす生活の当初は、周囲の視線が気になりました。でも「やるしかない」と思えたとき、ハンディが自分の武器になりました。「あれができたなら、これも大丈夫だ」と自信が持てるようになり、行動範囲がどんどん広がりました。そして、車いすでの挑戦は、社会に出たときに自分のアピールポイントになる、と考えられるようなったんです。テニスのほか、車いすソフトボールもやっていますが、そんな話ができるのは僕だけですから。現在、日本ランキングは18位ですが、目標はトップ10入り。社会に出ても仕事をしながら、車いすテニスを続けたいと考えています。経験を積めば積むほど上達する競技なので、もっともっと上をめざして頑張っていきたいです。