ブックタイトル名城大学通信 49 [2015 Spring]

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概要

名城大学通信 49 [2015 Spring]

20日本代表としてタイへ。仏教寺院建築の研究を進め、現地で活躍したい。理工学研究科建築学専攻修士課程1年鈴木麻世さん中学生の頃から建築に興味があり、建築を学べる高校に入学。高校時代に名古屋市の海外派遣事業でタイなどを訪問し、生まれて初めて外国人の友人ができました。名城大学では建築学科に進み、タイ訪問時に興味を持った仏塔を研究。卒業後、建設会社に就職しましたが、研究を深めたいという思いが強くなり、名城大学大学院に進学しました。大学院でタイの仏教寺院建築の研究を始めた頃、国が「トビタテ!留学JAPAN」というプロジェクトで日本代表となる留学生を公募していることを知りました。以前から現地で本格的に研究したいと考えていたので、すぐさま応募。全国の名だたる大学の優秀な学生が集まる中、高倍率の難関を突破して日本代表として2015年2月からタイへ留学することになりました。大学時代から自主的にタイ語を学ぶなど、何でもやりたいことにチャレンジしてきました。今回も明確な目標を立て、留学先の大学から留学後の生き方まで、自分で練り上げた留学計画が評価されたものと思います。高校生の頃から交流を続けてきたタイの友人たちは、いろいろな現地情報を教えてくれ、留学を応援してくれました。今後も人とのつながりを大切に、現地での研究をより良いものにしたいと思っています。タイの仏教寺院の研究者は少なく、私が資料を日本語に訳すだけでも次の研究者の役に立つはず。必ず成果を出したいと思っています。現地での大学院進学や就職を視野に入れています。そして、タイで活躍する日本人の代表的な存在になることが目標です。いずれは帰国して教壇に立ち、自分の経験を日本に還元したいと思っています。