ブックタイトル名城大学通信 49 [2015 Spring]

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概要

名城大学通信 49 [2015 Spring]

巻頭特集・赤﨑勇終身教授ノーベル物理学賞に輝く03よう工夫されており、博物館を訪れる若者や子どもたちにも楽しんでもらえると思います」と話していました。赤﨑終身教授が帰国会見でノーベルメダルを披露スウェーデンでのノーベル賞授賞式に出席した赤﨑終身教授が12月12日夕、無事帰国しました。赤﨑終身教授は羽田空港国際線ターミナルに併設するホテルで記者会見し、報道陣の求めに応じて受賞したノーベル賞メダルを披露。メダルの重さについて問われると、「皆さんにこれくらい騒がれるほどの重さです」と笑顔で答えました。羽田空港での記者会見要旨――授賞式から戻っての感想をお聞かせください。出発前に体調を崩し、スウェーデンに行けるかどうか心配していましたが、一緒に仕事をしている上山教授、竹内准教授、岩谷准教授の先生方と、名城大学の職員の方々が総力をあげて助けてくれたので、非常に安心して、楽しんできました。――かなり盛大な授賞式でしたが、緊張しましたか。やはり、少し緊張しました。しかし、式が終わって、多くのノーベル賞委員の方々が次々に「コングラッチュレーション」と、握手に訪れてきてくれた。前々日に、ノーベルレクチャーをしたが、私は最初の講演者で、出だしのところで少しつまずいた。しかし、自分のやってきた仕事のことだったので話をまとめることができたと思う。2日後の授賞式の後で、たくさんのノーベル賞委員の方々から、「講演は素晴らしかった」と言っていただいた。ほっとしました。――スウェーデン滞在中、特に印象に残っている場面はありますか。記念講演の時に、非常にたくさんの学生の皆さんが会場の出口で待っていてくれた。一人ひとりにサインしてあげられなかったのが心苦しかった。それから、晩さん会前のブルーホールに入る前、受賞者が並んで入る場所があり、さらにその手前の所に受賞者が並んでいる所を国王陛下と王妃様が一緒にあいさつして回られた。それがひと通り済んだあと、私のアタッシェが呼ばれて、国王陛下、王妃様と一緒に写真を撮らせてほしいと言われた。その時、王妃様がいろいろ私に話しかけてくださった。非常に感激しました。――これから先、やってみたいことは。私は優秀なプロフェッサーたちのもとで、若い大学院生たちと接しています。あまりじゃまにならないように、これからも、やっていきたいと思います。健康が許す限り、これまでと変わらない生活を続けていくことになると思います。――ストックホルムで楽しかった思い出は。チーム赤﨑の皆さんと、私について羽田空港での記者会見でメダルを披露する赤﨑終身教授(ロイヤルパークホテルザ羽田で)Copyright c Nobel Media AB 2014 Photo:Alexander MahmoudCopyright c Nobel Media AB 2014Photo:Niklas ElmehedCopyright c Nobel Media AB 2014 Photo:Helena Paulin-StrombergCopyright c Nobel Media AB 2014 Photo:Niklas Elmehedthe Nobel Foundation