ブックタイトル名城大学通信 50 [2015 Summer]

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概要

名城大学通信 50 [2015 Summer]

18さまざまな世代の人と関わる中で、人としても成長する馬術部馬術部は障害物を飛越する障害飛越競技と、決められた範囲内で馬を華麗に操る馬場馬術競技の2種目を軸に練習を行い、馬術大会を目標に日々活動をしています。今年の3月11、12日に行われた第29回中部フレンドシップ馬術大会では障害飛越競技1位、馬場馬術競技3位入賞という成績を残しています。部員の益子知実さん(農学部1年)は「動物とふれあえるサークルを探していたところ、『動物と一緒にできるスポーツ』という見慣れない看板が目に入り、興味本位で馬術部に入部しました。初めて乗馬したときは目線の高さに驚きました。また、普段はおとなしいのに、練習や大会になると馬の雰囲気が一変します」と入部した当初を振り返ります。馬術部は現在、部員10人で活動しており、そのほとんどが未経験者です。馬とのふれあいを楽しむ人や全国大会をめざす人など目的はさまざま。現在は10月にある愛知学生馬術大会に向けて練習に励んでいます。現在、馬術部はラスカル君(オス18才)、シャーロック君(オス12才)、シュガーちゃん(メス11才)の3頭を飼育しています。馬の年齢は4倍すると人間の年齢になるといわれますが、3頭とも人間でいう40歳を越えているにもかかわらず、元気が良く、力強い走りをみせます。そんな3頭の馬を世話する松原明日香さん(農学部3年)は「乗馬するには、馬の負担を軽減するために、立ったり座ったりを繰り返す軽速歩を覚えなければなりません。私はこの軽速歩を覚えるために、コーチに体のバランス感覚を重点的に指導していただきました。また、馬の性格や癖を知ることも重要だと思い、コミュニケーションを欠かしませんでした。今では障害物まで飛べるようになり、仲良く練習をしています」と馬と心を通わす大切さを語ります。松原さんは「馬術部の魅力は馬とふれあえるだけではありません。部員はもちろん、さまざまな世代の人と関わることができ、人としても成長できます」と話します。馬術部の活動場所である常滑市のセントレアホースは馬術部の指導係でもある樹神彰志さんによって経営されており、老若男女問わず、さまざまな人が利用しています。「私はセントレアホースで馬の乗り方や世話の仕方を教えていただく中で、人との関わり方を学ぶことができました。また、週末に泊まりがけで練習をすることが多いので部員と料理を作るなど、とてもアットホームな雰囲気です」と馬術部の魅力を語る松原さん。さまざまな世代の人と関わる中で、馬術部の部員がどのように成長していくか楽しみです。10月にある愛知学生馬術大会での入賞をめざし頑張ってください!動物と一緒にできるスポーツ世代を超えた関わり馬と心を一つにけいはやあしこたましょうしましこ