ブックタイトル名城大学通信 50 [2015 Summer]

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概要

名城大学通信 50 [2015 Summer]

MS-15に基づく2014年度の事業計画に対する結果Ⅰ2014年度以降の重要課題の進捗状況1.名城大学における全学的重要課題(1)学士課程教育の質的発展を目指して・自己点検・評価報告書を基に、外部評価委員による外部評価を実施し、学長、副学長等と意見交換を行った。・全学部・学科において「カリキュラムマップ」を作成し、カリキュラムの検証を行った。(2)新学部の設置・2016年4月の「外国語学部国際英語学科」の設置に向けて、準備を進めた。(3)教育の国際化の促進・「名城大学国際化計画2013」に基づき、海外英語研修派遣支援制度を創設し、学部・研究科の国際研修プログラム支援制度などを実施した。・全学的な交換留学制度を充実させるため、奨学金制度を再構築し、新たな交換留学協定の締結を実施した。(4)附属高等学校との高大接続の強化・附属高等学校に大学教員を講師として派遣し、高大連携を進めた。(5)教職協働体制の確立・個々の取り組みの中で教職協働を進めており、開学100周年(2026年)をマイルストーンとするMS-26戦略プランにおいて、教職協働体制を更に強化する予定である。(6)キャンパス全体の整備・ナゴヤドーム前キャンパス開設に向けて、建物建設を含めたキャンパス整備に着手した。・N TT八事寮跡地の利用も含め、各キャンパスの再開発スケジュールの見直しを行った。・天白キャンパス「共通講義棟東」が2015年3月に竣工した。・天白キャンパス「新校友会館(仮称)」の建設に着手した。・八事キャンパス「八事新3号館[東]」が2015年3月に竣工した。・春日井キャンパスの基本構想の具体化に向けて、新本館(仮称)の建設に係る基本計画及び実施設計に着手した。・スクールバス駐車場隣地(天白区植田西2丁目)の土地149m2を購入した。2.名城大学附属高等学校における重要課題(1)後期中等教育の質的発展を目指して・生徒の主体的な学習を促進するため、「特進改革プロジェクト」を立ち上げ、具体的なプログラムを策定した。・キャリア教育体制の充実に向け、担当教員をキャリア教育に関する中央研修等に派遣した。(2)高大連携体制の充実・2 014年度から文部科学省に選定された「スーパーグローバルハイスクール(SGH)事業」がスタートした。・S GH高大連携講座において、講師として名城大学アジア研究センターの明石康名誉センター長を招へいした。・「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業」及び「SGH事業」で、名城大学を中心に181名の大学教授等を招へいした。(3)適正規模の確定と運営・「附属高等学校将来構想検討部会」において将来像を明確にし、この将来像を踏まえた適正規模も明確にした。(4)中村キャンパス全体の整備・附属高等学校の将来像を踏まえ、将来的な規模に対応する施設設備の将来計画を検討する予定である。・附属高等学校隣地(中村区新富町1丁目)の土地207.88m2を購入した。Ⅱ主な事業の結果(1)「人材の確保と育成」分野○大学院教育を含むFD(Faculty Development)活動を支援する。・「成績評価の客観化、厳格化について」をテーマに、第16回FDフォーラム(10月29日)を開催し、教職員等109名が参加。・「名城大学にとってのIR」をテーマに、第1回FD学習会(3月11日)を開催し、教職員40名が参加。・前期675授業(実施率93.6%)、後期653授業(実施率94.0%)において、学生による授業改善アンケートを実施し、結果を集約して共有した。・「教育功労賞」として、8取り組み(28名)を表彰した。○教職協働に基づく事務職員の人材高度化をめざすSD(StaffDevelopment)を支援する。・管理職者研修、一般職研修、若手職員研修を体系的に実施した。○国内外の優れた学生・生徒及び教職員の確保に向けた支援策を講ずる。≪大学≫・2015年度大学入学試験において、35,150名の志願者を確保。・オープンキャンパスにおいて、高校生とその保護者を対象に告知することに重点を置いた広報活動を行い、2014年度は過去最高の12,510名が参加。・女子学生確保に向け、オープンキャンパスの一企画として「meijo girl'scafe」を開催。・在学生140名が母校訪問を実施。・学長採用枠により、ジャーナリストの池上彰氏を2015年度は特別講師、2016年度からは契約教員として採用予定。≪高校≫・2015年度入学試験において、13年連続で愛知県下№1となる志願者8,009名を確保。・2 015年度入試において、国際クラスは推薦入試のみで、ほぼ定員を充足。○附属高等学校の活性化につながる教員専任率向上に取り組む。・2015年度に向けて、専任教諭3名を採用。○附属高等学校における教員研修の充実を支援する。・教員全員を対象とした教員研修会を1回実施し、85名が参加。・教育開発部を中心として、希望者による教員研修会を5回実施し、延べ180名が参加。・校外研修の充実を図り、89名を派遣。(2)「教育の充実」分野○学士課程教育の質向上に向けて、特色ある教育拠点づくりを支援する。・2 012年度に採択された「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」(薬学研究科)、「大学間連携共同教育推進事業」(教職センター)、「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」(経営学部)実施のための支援を行った。・J ABEEの継続的な取り組み。(理工学部材料機能工学科が継続審査、建築学科が中間審査を受審。)・「多読ルーム」において、蔵書数31,980冊を整備し、利用者数17,795名、貸出冊数34,558冊の実績を上げ、学生の英語運用能力向上に努めた。・「教育の質保証プロジェクト」として、13プロジェクト【新規5件(理工学部、薬学部、薬学研究科、総合学術研究科、大学・学校づくり研究科)、継続8件(理工学部、農学部、薬学部、大学教育開発センター)】、2,500万円を支援。・自己点検・評価報告書に基づき、外部評価委員による意見交換会を実施。・本学のほか愛知大学、愛知淑徳大学、中京大学、名古屋学院大学、南山大学の6大学と名古屋銀行が人材育成に関わる連携協定を締結。・2014年度「私立大学等改革総合支援事業」のタイプ1「教育の質的転換」、タイプ3「産業界・他大学等との連携」、タイプ4「グローバル化」に選定。○ディプロマポリシー、カリキュラムポリシー及びアドミッションポリシーとの一貫性を担保した体系的なカリキュラム運営を支援する。・教養教育の見直しを含め、6学部において2015年度の教育課程を改正した。(経営学部、経済学部、農学部、薬学部、都市情報学部、人間学部)○学生の主体的な学修を支える教育方法の転換等の取り組みを支援する。・全学部・学科において、教育課程の検証を行い、「カリキュラムマップ」を策定。・入学前教育として、基礎学力と学習意欲の向上を狙いとした入学前学習プログラム(MECプログラム)を実施し、551名が受講。・大学での学びの基礎となる高校までの学習内容の学び直しを目的とした「名城サプリメント教育」を開始。(5講座開講、224名が受講)○高大連携体制の充実を支援する。・2014年度から文部科学省に選定されたSGH事業がスタートした。・SSH・S GH事業において、高大連携を推進した。○附属高等学校の教育活性化と卓越性への取り組みを支援する。・2015年度大学入学試験において、国公立大学に46名合格。・一般進学理系クラス(2年)において、第Ⅰ期SSHで実践し、学校設定科目の各科目のエッセンスを取り入れて融合した科目「スーパーサイエンスⅡ」を名城大学理工学部・農学部・薬学部と協同して実施。・普通科・総合学科において、「税の作文」を夏休み課題とし、国税局の作文コンクールに応募し、1年総合学科の生徒が「名古屋国税局長賞」を受賞。・キャリア教育プログラムを、普通科13件、総合学科10件実施。・普通科において、名城大学竹内英人准教授による数学特別講座「数学竹内塾」を年間30回実施。・普通科において、名古屋大学四方義啓名誉教授による「四方数学サロン」を年間10回実施。・普通科特進クラス(2年)を中心に、予備校講師による英語、国語の特別講座を実施。・普通科特進クラス(3年)を中心に、予備校講師による夏季講座「センター英語」「センター現代文」「センター古典」を実施。・国際クラスにおいて、英語教育を軸にし、名城大学のネイティブ・スピーカーによるサマーキャンプ、南山大学との連携、課題研究等のプログラムを実施。・国際クラスにおいて、ボランティア活動として、Kiva(マイクロファイナンスの国際NPO)の日本語翻訳やESD教育の一環としてイオン共同プロジェクト、カンボジア派遣青年海外協力隊との共同プロジェクトに参加。・国際クラスにおいて、1短期留学生等の受け入れ、2台湾の新高級中学の生徒・オーストラリアのフレッシュウォータークリスチャンカレッジの生徒との交流プログラムを実施。・総合学科(数理系列)において、名古屋大学の教員による講義及び「核融合研究所」の施設見学会を実施。・総合学科(1年生全員を対象)において、日本福祉大学との連携による模擬授業を実施。・特色ある教育として、外部講師をSSH 69名、SGH34名、その他78名をそれぞれ招へいした。・国際クラスと人間学部との高大一貫教育において、第9期生(7名)が人間学部に進学。(3)「研究の充実」分野○世界水準の研究発信に向けて、特色ある研究拠点づくりを支援する。・2014年ノーベル物理学賞において、青色発光ダイオード(青色LED)を世界で初めて実現させた理工学研究科赤﨑勇終身教授が受賞。・理工学研究科赤﨑勇終身教授が、優れた業績の研究者に贈られる、恩賜賞・日本学士院賞を受賞。・「LED共同研究センター」において、9社との共同研究を実施。○大学院における国際的通用性の高い教育研究プログラムを支援する。・大学院生の国際的な研究活動を奨励することを目的とする「国際的調査・研究補助制度」において、修士課程3名に総額852千円を支援。・2015年度から実施する研究支援員制度の導入に向けた準備を進めた。○外国を含めた他大学院、研究所等との連携研究を支援する。・アジアの大学教員又は大学と雇用契約を結ぶ研究助手(RA)で、本学の博士後期課程で学ぶことを希望する者に対する奨学金制度を導入。(2015年度関係分から適用)○外部研究資金の獲得を奨励し、必要な支援策を講ずる。・科学研究費助成事業:申請件数223件、採択件数122件、採択金額207,169千円。・受託性大型プロジェクト:2 2件(151百万円)、受託研究・共同研究(継続含む):105件(120百万円)、奨学寄付金:70件(73百万円)。○SSH、高大連携教育を始めとする附属高等学校の特色ある教育プログラムの開発・研究を支援する。・「スーパーサイエンスハイスクール東海地区フェスタ2014」(7月19日)を開催し、SSH指定校21校、約750名が参加。・SSHに係わり、課題研究受講生による中間発表会、最終発表会、全校生徒研究発表会を実施。・S SHに係わり、「愛知県学生科学賞」にて優秀賞、電気学会高校生懸賞論文コンテストにて優秀論文賞受賞。・スーパーサイエンスクラス(2年)が、核融合研究所等の研究所を訪問。・スーパーサイエンスクラス(1年)を対象に、2泊3日でつくば市の各種研究所や東京大学の研究室及びSSH生徒研究発表会の見学会を実施。また、2年生を対象に、「知の拠点」の見学会を実施。・S GH高大連携講座において、講師として名城大学アジア研究センターの明石康名誉センター長を招へい。・SGH事業として、10月に国際クラス1年生を対象にインドネシア研修、1月にSGサロン受講者の希望生徒を対象にアメリカ研修を実施。・国際クラス、SSクラスを対象とした英語多読プログラムを実施。(4)「学生・生徒支援体制の充実」分野○キャリア自己開発の観点から、進路・就職力の向上策を支援する。・学内企業セミナーを開催。(831社参加)・インターンシップに515名の学生が参加。・学部3年生の父母を対象に「就職説明会」(6月14日)を開催し、496名の父母が参加。○教員採用試験対策の指導・支援体制の充実を支援する。・2015年度公立学校教員採用試験に61名合格。(現役25名、卒業生36名)○奨学金制度の整備充実を支援する。・2 014年度から、より効果的な配分を行うことを目的として、学業優秀奨学金、入試成績優秀奨学金、強化クラブ等育成奨学金等を見直した。・2014年度東日本大震災被災者支援として、3名に4,715千円を支援し、志願者4名に対して、入学検定料を免除。○学生・生徒の実態に基づき、満足度の向上を目指した取り組みを支援する。・2014年度から、天白キャンパス、可児キャンパスそれぞれに「学習相談室」を設置した。・2014年度から、保健センターの体制強化として、臨床心理士2名配置。・理工学研究科赤﨑勇終身教授のノーベル物理学賞の受賞を機に、2014年度卒業生のエンカレッジを目的として、全卒業生にノーベルチョコレートメダルを配布。○高大連携を含めた課外活動への支援を強化し、育成環境の充実策を講ずる。≪大学≫・女子駅伝部が、第32回全日本大学女子駅伝対校選手権大会において7位。2014全日本大学女子選抜駅伝競走において4位。・アメリカンフットボール部が、第40回東海学生アメリカンフットボール秋季リーグ戦において優勝.全日本大学アメリカンフットボール選手権において第3位。・柔道部が、第62回東海学生冬季大会にて優勝。・バレーボール部が、平成26年第137回東海大学男女バレーボールリーグ戦春季大会において2位。第67回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会において4位。・ラグビー部が、第65回全国地区対抗大学ラグビー大会において優勝。・居合道部が、第52回全国武徳祭において2位。・ライフル射撃部が、第32回中部学生ライフル伏射大会及び第43回中部学生ライフル射撃三姿勢大会において<10mARS60M>団体優勝、10mARS60M個人優勝、加藤吉貴選手。<50m3×40M>34