ブックタイトル名城大学通信 51 [2016 Spring]

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概要

名城大学通信 51 [2016 Spring]

18団体戦も個人戦も、初の大学日本一に。この結果に満足せず、連覇を狙う。将棋部の最高戦績は全国2位。しかし、常に真面目に練習に取り組み、経験を積んだ結果、団体戦でも個人戦でも大学日本一という栄冠をつかむことができました。その原動力は何だったのか。そして、将棋部はどこへ向かうのか。4年間にわたって部を引っ張ってきた服部卓矢さんと、個人戦で全国一に輝いた國分雄太さんにその胸のうちを聞きました。も仲間が勝ってくれると信じ、思い切った勝負ができたことも勝因の一つになったと思っています。國分/12月24、25日に開催された第44回学生王将戦で、個人の部でも初優勝することができました。今回は、一局一局を全力で楽しもう、目の前の一局に集中しようという気持ちで勝負に臨むことができ、邪心がなかったことが優勝に結びついたと思います。プレッシャーに負けず、もう一度頂点をめざす。それが将棋部のRISING。服部/将棋部のターニングポイントは、準強化クラブになって竹内先生というコーチが付いたこと。将棋の技術はもちろん、精神面を指導していただいたことで、部員全員が向上心を持って練習や試合に臨めるようになりました。國分/服部くんの力も大きかったと思います。僕にとって彼は、高校も大学も一緒で、かけがえのない存在。将棋にも性格が表れ、僕が手堅い将棋でブレーキをかけながら勝負を進めるタイプであるのに対し、彼は止まるところを知らずにアクセルを踏むタイプ。そのパワーで部全体をぐいぐい引っ張ってくれました。服部/将棋部の4年間を振り返ると、國分くんと僕が部を引っ張って後輩が入ってきて、少しずつ名城イズムのようなものができあがってきたような気がします。服部・國分/大学日本一になった以上、名城大学の将棋部は必ずマークされることになりますが、後輩のみんなにはプレッシャーに負けずに全国連覇を狙ってほしいですね。僕たちが抜けて、戦力が落ちたとは思っていません。むしろ、僕たちを超える将棋部をめざす。それが将棋部のRISINGですね。学生王座戦で初の大学日本一に。この勝利をチームワークで勝ち取った。2015年12月26?28日、三重県四日市市で第46回全日本学生将棋団体対抗戦(通称:学生王座戦)が開催され、将棋部が初の大学日本一に輝きました。この大会には、全国8地区の予選で100以上の参加大学の中から勝ち抜いた10大学が出場。総当たりのリーグ戦で頂点を争いました。服部/学生王座戦は7人制のため、参加登録は14人。試合ごとに7人を選んで対局します。現在の将棋部はチームワークが非常に良く、控えにまわった選手が相手チームの情報を仕入れたり、昼食の買い出しに行ったりと、全力でチームを支えてくれたことが勝利に結びつきました。また、7人によるチーム戦なので、自分が負けて将棋部國分雄太さん法学部法学科4年将棋部服部卓矢さん法学部法学科4年学生王座戦の様子※将棋部は2016年3月5日の第28回リコー杯アマチュア将棋団体日本選手権で社会人王者のNECを破り、初のアマチュア団体日本一に輝きました。