ブックタイトル名城大学通信 51 [2016 Spring]

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概要

名城大学通信 51 [2016 Spring]

03インタビュー理事長に再任されましたが、抱負をお聞かせください。まず、企画の段階からタッチした外国語学部の成長を見守りたいと思っています。4年後、どこにも先輩のいない中、学生がどのような進路選択を行い、どのような企業に就職し、そして、外国語学部が社会からどのような評価を受けるかを見極めたい。高い評価を得るためには、大学・企業・卒業生のネットワークをフル活用して、外国語学部の就職をバックアップしなければなりません。また、2017年には、外国語、人間、都市情報の3学部・2研究科が、ナゴヤドーム前キャンパスに揃います。その後の状況もこの目で見たいと思います。本学の卒業生の印象は。誠実、温厚、そして、芯の強いところがあるという評価を社会から受けています。社会に出て、皆に慕われるリーダーとして頭角を現し、部長、課長レベルの中堅で活躍している人が多い。「穏健中正で実行力に富み、国家、社会の信頼に値する人材を育成する」という立学の精神は、知らず知らずのうちに身に付いているのです。ノーベル賞受賞者を擁する大学として、世界的評価を得るまでに成長した名城大学ですが、その存立基盤はどのように位置づけられていると思われますか。本学は、中部の産業界を支える人材育成機関としての一翼を担っており、そこに本学の存立基盤があります。現在、本学の在籍学生の90%が東海4県出身者で占められ、卒業生の70%が東海4県で就職しています。本学が力を失えば、約3000人の人材供給の流れを止めてしまうことになり、中部の産業界に大きな影響を及ぼします。本学の存立意義に誇りを持ち、それを守っていかなければなりません。つまり、中部の産業界のニーズにいかに的確に応えていくかが、重要なのです。その上で、学生たちの自信と勇気を奮い起こしていくことが、我々の役割であり、責務です。在学生、卒業生の皆さまにメッセージをお願いします。卒業生は各方面で活躍しています。そして、同窓である後輩を大事に育ててくれています。学生は卒業生と、互いに交わって意見交換した方がいい。学校法人名城大学の基本戦略MS-26で掲げた「生涯学びを楽しむ」という言葉の意味を掘り下げ、楽しむ心境で勉強し、心豊かな人生を送ってくださることを祈念します。Interview学校法人名城大学理事長2016年1月に開催された理事会において、学校法人名城大学理事長に再任された小笠原日出男理事長に、開学90周年を迎えるにあたっての抱負、今後の名城大学の役割について伺い、在学生・卒業生へのメッセージをいただきました。