ブックタイトル名城大学通信 51 [2016 Spring]

ページ
9/40

このページは 名城大学通信 51 [2016 Spring] の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

名城大学通信 51 [2016 Spring]

08がありますが、人間学部は女子学生が半分以上を占めています。榊原/私は都市情報学部という学部で、地域や都市のまちづくりについて学んでいます。理系の学生と文系の学生がお互いに刺激し合えるユニークな学部です。卒業論文は、商店街の活性化をテーマにしました。区長/人間学部と都市情報学部は、どちらもナゴヤドーム前キャンパスに移転する学部ですね。都市情報学部が岐阜県の可児市から名古屋市の中心部に移ってくるように、このところ大学の都心回帰が進んでいます。都市部ではご近所との結び付きが弱くなっていると言われますが、大学のキャンパスが区内にできることによって、新しい世代間交流が生まれるのではないかと期待しています。大学と地域、学生と地域の人とのつながりが、地域の人同士のつながりにも広がっていく。そんなスタイルが理想ですね。まちづくり元気サポーターのリーダー役として活躍を。片山/名城大学の学生に期待することは何でしょうか。区長/現在、東区の高校や専門学校、短大に通う生徒や学生を対象に、「まちづくり元気サポーター事業」を実施しています。これは区内のプロジェクトやイベントに若い力を生かそうという取り組みですが、毎年延べ約2000人の生徒や学生が、まちづくり元気サポーターとしてボランティア活動やイベント参加など、さまざまな場面で活躍しています。名城大学はスポーツや文化活動も盛んな大学なので、学生さんにはこのまちづくり元気サポーターのリーダー役として、高校生を引っ張っていってほしいと考えています。また、東区では、名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」の魅力を多くの人に知っていただく取り組みも進めています。例えば、語学ボランティアとして外国人の方を案内したり、人を集めるアイデアを提案して一緒にイベントを運営するなど、学生の皆さんのさまざまな挑戦に期待しています。最初の1年は助走期間。そしてみんなの満足につながる関係に。榊原/名城大学の学生は、中部地区で一番楽しいと評判の大学祭を企画し、運営しています。大学の魅力を発信するように地域の魅力を発信していくことが、私たちのミッションですね。区長/まず最初の1年は助走期間と考えればいいと思うんです。肩の力を抜いて気軽に参加するところから始め、少しずつスピードを上げていく。そして、地域、大学、学生の皆さんと行政が一緒になって、みんなが満足できるような関係に発展させていきましょう。大学の魅力を発信するように地域の魅力を発信していくことが、私たちのミッションですね。都市情報学部都市情報学科4年榊原拓也さん