名城大学

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科目名 経済データ分析1
開講学科 経済学部 産業社会学科
担当教員 勝浦 正樹
年度 2017
シラバスコード 1232521
単位数 2.0
準備学習・事後学習 準備学習として,各回の授業計画で指定したテキストの担当部分を事前に読んでおくこと.事後学習としては,宿題として出された演習問題は必ず解いてくること(次回の授業でチェックする).またレポートは自分でデータを収集して作成するので,どのようなテーマにするのかを意識して,普段から各種メディアをチェックしておくこと.
履修上の留意 コンピュータリテラシーなどの科目で習得したコンピュータの基本操作(ファイル操作やExcelの基本操作など)ができることを前提とする.また統計学1を履修済みまたは履修中であることことが望ましい(その知識をある程度前提として説明を行う).さらに後期に経済データ分析2を履修することが望ましい.履修希望者が定員を超えた場合,第1回目の授業における課題やコンピュータリテラシー・統計学1・経済データ分析2(ならびにその他の科目)の履修状況などによって,受講者を決定することがある.
授業の目的と概要 この授業の目的は,コンピュータンで実際のデータを扱いながら,経済関連のデータをいかに分析するのかを,実践的に理解することにある.変化率,構成比等の初歩的なデータ分析から初め,統計学の諸方法と関連させながら経済データの分析方法を学習していく.また,分析手法だけでなく,経済データの実際的な側面,すなわちどのようにデータが作成されているか,どのようにデータを収集するかなどについても,できる限りふれる予定である.自らレポートのテーマを選択することによって,自主的な探究心を育むとともに,現実の経済・社会の諸問題を分析し,解決していく能力を身につけていく.
サブタイトル 記述統計の方法による経済データの分析
到達目標 分析に用いるソフトウェアはExcelであるが,統計的な分析方法のExcelによる操作を習得するとともに,出力される数値のもつ意味をしっかり読み取り,解釈できるようにする.また,自分の興味のあるデータに対して習得した方法を適用できるようにする.
授業計画

1. イントロダクション

講義の概要を説明した上で,どのような分析が可能かを例示する.さらに,インターネット等によるデータの収集について講義し,演習する.また,Excelの基本操作についての課題を解く.
事前に教科書3-16ページを読み,講義後には授業中に行ったデータベースの検索等で自分の興味のあるデータを収集してみる.

2. Excelの基本操作

Excelの基本操作をプリントを利用して演習しながら,理解度の確認を行う.事前にコンピュータ・リテラシーなどのExcelに関する資料に目を通し,講義後には指示した練習問題を解く.

3. 時系列データの基本分析 (1)

フローとストック,時系列とクロスセクション,質的データと量的データなどの違いについて講義し,いくつかの例についてグラフの作成等の演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書19-28ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書19-28ページを読むこと.

4. 時系列データの基本分析 (2)

名目データと実質データの違い及び実質データの計算方法を講義し,実質データの計算とグラフ作成についての演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書28-30ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書28-30ページを読むこと.

5. 時系列データの基本分析 (3)

物価指数の作成方法と様々な物価指数について講義し,例題による物価指数の算出や実際の物価指数のグラフ作成についての演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に総務省統計局の消費者物価指数のサイトの解説を読み,,講義後には指示した練習問題を解き,教科書22-23ページを読むこと.

6. 時系列データの基本分析 (4)

時系列グラフについて,様々な注意点を含めて講義し,そのグラフの作成についての演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書22-23ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書22-23ページを読むこと.

7. 時系列データの基本分析 (5)

変化率の計算方法とその意味するところをいくつかの例題を用いて講義し,様々な例について変化率の計算及びグラフ作成に関する演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書31-32ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書31-32ページを読むこと.

8. 時系列データの基本分析 (6)

前年同期(月)比と前期(月)比の違いについて説明した上で,計算方法を確認し,季節調整について講義する.前年同期比の計算とグラフの作成に関する演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書31-32ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,配布した資料を読み直すこと.

9. 時系列データの基本分析 (7)

データの指数化の方法とその利点,構成比の計算方法とその意味について講義し,いくつかの例題についての演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書36-41ページを読み,講義後には指示した練習問題を解くこと.

10. 時系列データの基本分析 (8)

寄与度について,その意味と計算方法を講義し,いくつかの例についての演習を通じて,理解度の確認を行う.またレポートの課題を説明する.事前に教科書32-35ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書32-35ページを読むこと.

11. 時系列データの基本分析 (9)

(1)~(6)の時系列データの分析の流れと結果の解釈について講義し,いくつかの例での演習を通じて,理解度の確認を行う.事前にレポートに用いるデータを検討・収集し,講義後はレポートを作成する.

12. 度数分布 (1)

度数分布表とヒストグラムについて講義し,Excelにおける作成方法を演習を通じて理解する.特に,金融データの変化率などについて,その分布の特徴をつかむ.事前に教科書47-59ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書47-59ページを読むこと.

13. 度数分布 (2)

ローレンツ曲線とジニ係数について講義し,収入階級別データでの計算演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書60-69ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書60-69ページを読むこと.

14. データの代表値

データの代表値としての平均値について説明し,度数分布表からの平均値の計算・移動平均とその応用について講義する.さらにそれらについての演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書76-93ページを読み,講義後には次週のテストの準備を行うこと.

15. まとめとテスト及び解説

これまでの授業を総括した上で,テストを行う.テスト終了後には,解説を行う.事前にテストの準備を行い,講義後にはこれまでの総復習を行い,テスト問題を再確認する.
授業形態・方法 講義ならびにコンピュータによる演習
成績評価方法及び評価基準 平常点(授業中の課題実施状況,宿題他)20%+レポート40%+試験40% (ただし,レポートが未提出の場合は,単位を与えない).出席は加点要素とはしないが,6回以上欠席した場合は欠格とする(遅刻は出席と認めない).
受講生へメッセージ 実際の経済データを用いて,いろいろな計算を行い,そこから何を読み取るか,ということを繰り返し行っていき,自主的かつ持続的な探究心を育てていくので,根気よく続けることのできる学生諸君に受講してほしい.欠席するとついていくのが大変になるので注意すること.また成績評価では,自分でテーマを見つけるレポートを重視するので,テーマの選択は目的意識をもって慎重に行ってほしい.
テキスト

1. 統計学【第2版】 刈屋武昭・勝浦正樹 東洋経済新報社

参考文献

1. Excelで読み取る経済データ分析 橋下紀子 新世社

2. Excel徹底活用 統計データ分析 改訂新版 渡辺美智子・神田智弘 秀和システム

参考URL

1.  総務省統計局(http://www.stat.go.jp/) データ収集

2.  日経テレコン21(http://t21ipau.nikkei.co.jp/ipauth/auth/auth?sid=1) データ収集

更新日付 2017-08-22 10:27:11