名城大学

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科目名 日本経済史1
開講学科 経済学部 経済学科
担当教員 大瀧 真俊
年度 2017
シラバスコード 1232701
単位数 2.0
準備学習・事後学習 準備学習は特に必要としない。毎回行なうチェックテストおよび参考文献をもとに事後学習を進めること。
履修上の留意 ・講義はプロジェクターを用いて行なう。またそれをプリントしたものを配布する。
・出席はIC出欠確認システムで管理する。出席日数2/3未満は欠格とする。公欠・病欠などについては講義の前後に連絡すること。
・理解度を図るため、各回の終わりに自己採点によるチェックテストを行なう。答えられなかった部分については各自で復習しておくように。
・事後学習の1つとして、講義内容に関する小レポート(A4で1枚)を3回実施する。
・定期試験には「公式カンペ」のみ持ち込み可とする。「公式カンペ」については初回の講義で説明する。
授業の目的と概要 この講義では、戦前(明治維新からアジア太平洋戦争まで)において日本の産業・経済がどのように発展を遂げてきたのかについて解説する。特に(1)現在の産業・経済問題とのつながり、(2)各時代の世界経済(特にアジア)との関係の2つに重点を置くことによって、グローバル化時代である現在の産業・経済問題を考えるためのヒントを提供する。
サブタイトル 戦前日本の産業と経済
到達目標 現在の日本の産業・経済がもつ特徴や問題が、どのような歴史的経緯から生まれてきたのかを理解すること。
授業計画

1. ガイダンス

担当者の自己紹介、なぜ経済史を学ぶのか?、講義の概要、講義計画

2. イエ・ムラと近代の経済発展

E・トッドの家族類型論、日本の家族制度(イエ)、日本の村落共同体(ムラ)、中国・韓国との比較

3. 明治維新

開国とグローバル化、地租改正、廃藩置県、「日本」の誕生

4. 産業革命(1)

企業勃興、製糸業と富岡製糸場、鉄鋼業・石炭産業

5. 産業革命(2)

綿業の衰退と再編、地主制の展開、賃労働者の登場

6. 日清・日露戦争

日清戦争、日露戦争、両戦争の捉え方、経済に対する影響

7. 地域のなかの軍隊

軍事施設の概要、豊橋・浜松の比較、陸軍城下町・金沢、軍港都市・舞鶴

8. 第一次世界大戦の影響(1)

第一次世界大戦、資源論の登場、資源政策の展開

9. 第一次世界大戦の影響(2)

第一次世界大戦と日本、大戦前後の日本経済、大正デモクラシー

10. 帝国日本の植民地経営

各植民地の概要、朝鮮、台湾、帝国の南北端(樺太・南洋群島)

11. 昭和恐慌

金融恐慌、昭和恐慌

12. 満洲事変

昭和恐慌下の農村、満州国と満鉄

13. 日中全面戦争

国家総動員体制、軍需と自動車・航空機、1940年体制の確立

14. アジア太平洋戦争

開戦までの道のり、軍需工業の拡大、経済統制の諸相、帝国の崩壊

15. まとめと定期試験対策

講義のまとめ、定期試験について
授業形態・方法 講義
成績評価方法及び評価基準 小レポート45%(15点満点×3回)・期末試験55%
受講生へメッセージ 日本の産業・経済は、敗戦を契機としてかつての「戦争」(軍事)を中心とした構造から大きく生まれ変わりました。しかし現在の産業・経済のあり方が、戦前のそれと全く無関係というわけではありません。戦後70年を経過した今もなお、企業の形態や金融の仕組み、アジア各国との関係などの中には、戦前の名残りが根強く残っているからです。こうしたことから、戦前の経済史を学ぶということは、現在の経済問題を考える上でも重要な手掛かりを与えてくれるでしょう。
テキスト

1. プリントを配布する

参考文献

1. 歴史はくり返すか:近代日本経済史入門 市川大祐 日本経済評論社

2. その他は講義の中で随時紹介する

更新日付 2017-08-22 10:27:12