名城大学

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科目名 農業経済論
開講学科 経済学部 産業社会学科
担当教員 杉本 大三
年度 2017
シラバスコード 1242801
単位数 2.0
準備学習・事後学習 日頃から新聞や雑誌等の各種メディアで農業に関する最新の情報を収集し、農業全般に関して広く関心を持つようにすること。また講義後は、講義中に提示した課題に取り組むこと。
履修上の留意 前期に開講される食料経済論も受講することが望ましい。
授業の目的と概要 講義の前半では明治期以降の日本農業の歩みを講義する。日本農業について具体的に検討する中で、農業技術や農業構造といった理論的な問題にも触れることにしたい。講義の後半では、農業政策の動向、農業と環境、日本農村の過疎化などについて検討する。
サブタイトル 日本経済の発展と農業の変容
到達目標 1.明治以降の日本農業の歴史について十分な知識を習得する。
2.日本農業の経験を相対化することによって,世界の農業を見る理論的枠組みを獲得する。
2.日本及び世界各国の農業をめぐる諸問題について,自分なりの見解を持てるようになる。
授業計画

1. 自然と農業(1)

日本の伝統的農業と技術進歩について検討する。

2. 自然と農業(2)

西欧諸国の伝統的農業と技術進歩について検討する。

3. 日本農業の展開(1)

戦前期日本の農業について、資本主義経済の発展と地主制の展開を中心に検討する。

4. 日本農業の展開(2)

日本の農地改革について検討する。

5. 日本農業の展開(3)

1950年代の日本における食料増産政策について検討する。

6. 日本農業の展開(4)

1950年代の日本における農業の技術革新について検討する。

7. 日本農業の展開(5)

高度経済成長と日本農業の展開について、農業基本法の制定を中心に解説する。

8. 日本農業の展開(6)

新農業基本法の制定等、最近の農業政策の動向と日本農業の現状について解説する。

9. 日本の米政策

食糧管理法から食糧法に至る米政策の変遷を解説する。

10. 日本の畜産業と畜産政策

日本の畜産業と畜産政策について解説する。

11. 農産物貿易の動向とWTO農業交渉、FTA交渉

最近の世界の農産物貿易の状況と、WTO農業交渉、FTA交渉について解説する。

12. 中山間地域の現状と政策対応

中山間地域が農業生産や環境保全に果たす役割と、中山間地域農村を維持するための諸政策について解説する。

13. 過疎問題の展開

日本の高度経済成長期における過疎化の進展と現在の過疎地の現状について、農業生産と住民生活の側面から考察する。

14. 農業生産と環境制約

農業と環境との関係を,水問題,土壌劣化,農薬使用等の側面から検討する。

15. 講義のまとめ

講義全体を振り返り、重要なポイントを改めて確認する。
授業形態・方法 講義形式。
成績評価方法及び評価基準 期末試験(100%)で評価する。
受講生へメッセージ 農業は多くの国において社会と風土に根を下ろし,経済の基層部分を構成している。グローバル化が進展する現在だからこそ,農業の理解は重要である。各国の農業は自然環境,農業技術,経済一般の発展段階に従ってきわめて多様であり,総合的理解はなかなか難しいが、この講義では世界の多様な農業と経済との関連を理解するための,基礎的な視点を紹介していきたい。
テキスト

1. 毎回レジメを配布する。

参考文献

1. 農業経済学 第4版 荏開津典生 岩波書店

2. 日本の農業150年:1850~2000年 暉峻衆三編 有斐閣

更新日付 2017-08-22 10:27:12