名城大学

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科目名 統計学1
開講学科 経済学部 産業社会学科
担当教員 勝浦 正樹
年度 2017
シラバスコード 1231314
単位数 2.0
準備学習・事後学習 準備学習として,各回の授業計画で指定したテキストの担当部分を事前に読んでおくこと.事後学習として,ほぼ毎回の講義で練習問題を課題とするので,次回までに解いてくること(ただし提出は行わず,次回の講義の最初に前回の復習を兼ねて,課題の解説を行う).また,講義で説明した内容に該当するテキストの部分を熟読し,復習すること.
履修上の留意 本講義の内容の理解を深めるために,授業中・授業後に計算問題を多く解くことになる.微分・積分などの高いレベルの数学の知識は前提としないが,数学的能力の一定のレベルアップを目指し,ある程度の数学的な説明も行う.統計学1を履修後,統計学2を履修することが望ましい.
授業の目的と概要 数学としてではなく,社会科学としての統計学の基本的な方法をマスターすることを目的とする.統計学の基礎である記述統計の諸方法,すなわち,度数分布,その要約値としての平均ならびに分散,基準化変量,相関係数,回帰分析について,順を追って学習する.また,初めの2回の講義では,統計学を学ぶことがどのように役立つのかについて,統計データの見方(統計データにいかにだまされないようにするのかなど)の例を示しながら説明する.こうした学習を通じて,経済・社会における様々な問題を分析し,その本質を理解し,解決できる能力を培うことを目的とする.
サブタイトル 記述統計によるデータ解析
到達目標 自分の興味のある社会問題等があった場合,それに関するデータの度数分布や記述統計量(平均,メディアン,分散,標準偏差,相関係数など)等を計算することができ,その結果を適切に解釈し,問題解決に資することができるようになること.
授業計画

1. イントロダクション

講義の概要を説明し,統計学を学ぶことによって,どのようなことに応用できるのかを講義する.事前に教科書i-vページを読み,講義後には教科書12-15ページを読み,理解を深めること.

2. 統計データの見方

統計データの信頼性,比率と確率, 関係の把握について例示し,統計にだまされないデータの見方を講義する.事前に教科書3-16ページを読み,講義後には,再度教科書3-16ページを読み,理解を深めること.

3. 度数分布とヒストグラム(1)

度数分布表とヒストグラムの作成方法を講義した上で,これらの作成に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書47-59ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書47-59ページを読み,理解を深めること.

4. 度数分布とヒストグラム(2)

所得格差に関する最近の話題を提供した上で,ローレンツ曲線によって所得分配の不平等度を分析する方法を講義する.さらにローレンツ曲線の作図に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書60-66ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書60-66ページを読み理解を深めること.

5. 度数分布とヒストグラム(3),データの代表値(1)

ジニ係数の算出方法とその解釈について講義した上で,ジニ係数の算出に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う..さらに,平均値の定義, 和記号Σについて講義した上で,Σに関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書66-69,78-81ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書66-69,78-81ページを読み理解を深めること.

6. データの代表値(2)

加重平均,度数分布表からの平均の計算,平均の性質について講義した上で,それぞれに関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書76-84ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書76-84ページを読み理解を深めること.

7. データの代表値(3)

メディアンとモード,平均・メディアン・モードの関係について講義する.さらに.平均・メディアン・モードの比較に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書85-93ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書85-93ページを読み理解を深めること.

8. 散らばりの特性値(1)

散らばりの尺度を計算することの重要性を講義した上で, 分散と標準偏差を定義し,その問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書101-106ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書101-106ページを読み理解を深めること.

9. 散らばりの特性値(2)

分散・標準偏差の性質を講義した上で,それに関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書107-112ページを読み,講義後には中間テストの範囲を学習する.

10. 中間テスト,散らばりの特性値(3)

講義3-9を範囲とした中間テストを行う.テスト後,レンジ,変動係数などの散らばりの尺度について講義する.事前に中間テストの範囲を学習し,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書112-116ページを読み理解を深めること.

11. 基準化変量,歪度・尖度

基準化変量の必要性と意味を提示した上で,基準化変量ならびに偏差値の計算方法とについて講義し,基準化・偏差値の算出に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.さらに,歪度・尖度の意味とその計算方法を説明する.事前に教科書119-130ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書119-130ページを読み理解を深めること.

12. 相関係数

2変量の関係の把握の必要性について例示し,その分析方法として,散布図, 共分散と相関係数について講義する.そして,散布図の描き方,相関係数の算出に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書333-342ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書333-342ページを読み理解を深めること.

13. 回帰分析(1)

最小2乗法による回帰直線の決定方法とその解釈や性質について講義し,回帰直線の算出や推定値・残差の計算に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書342-348ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書342-348ページを読み理解を深めること.

14. 回帰分析(2)

決定係数の定義,解釈,計算方法,相関係数との関連などについて講義し,決定係数に関する問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書349-353ページを読み,講義後には指示した練習問題を解き,再度教科書349-353ページを読み理解を深めること.

15. 回帰分析(3) 授業のまとめ

重回帰分析について説明し,Excelによる回帰分析の計算方法を講義する.またこれまでの授業で学んだことについて,総括を行い,総合的な問題演習を通じて,理解度の確認を行う.事前に教科書353-362ページを読み,講義後にはこれまでの講義全体を試験に向けて学習する.
授業形態・方法 講義及び問題演習
成績評価方法及び評価基準 中間テスト30%+試験70%で評価した場合と,試験のみ100%に換算して評価した場合のいずれかよい方の成績で評価する.
受講生へメッセージ 電卓(ルート計算機能つき)とテキストは授業に必ずもってくること.講義中にも問題演習をできるだけ取り入れるが,課題として出す練習問題は,復習をかねて必ず自分で問題を解いてほしい.そして,説明した内容を自分で計算できるなり,その解釈ができるようになってほしい.さらにコンピュータを使いながら自習することも非常に効果的な学習方法である.
テキスト

1. 統計学【第2版】 刈屋武昭・勝浦正樹 東洋経済新報社

参考文献

1. データの分析 日本統計学会 東京図書

2. 初級統計分析 西郷 浩 新世社

3. プレステップ 統計学Ⅰ 記述統計学 稲葉 由之 弘文堂

4. その他適宜指示

参考URL

1.  http://wwwecono.meijo-u.ac.jp/~katsuura/index.html 配布資料,課題の練習問題の解答,教科書のデータ等のダウンロード

更新日付 2017-08-22 11:39:55