名城大学

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科目名 応用経済理論1
開講学科 経済学部 経済学科
担当教員 松尾 秀雄
年度 2017
シラバスコード 1233603
単位数 2.0
準備学習・事後学習 松尾秀雄著『市場と共同体』を中心にして、経済学の広義化を目指す。
履修上の留意 毎回には、講義の冒頭に、講義テーマを設定し、問題を立てる。その問題を解き明かそうと講義するので、どのような論理で講義が進んだのかを各自、復習してほしい。
授業の目的と概要 純粋資本主義社会という方法の発生根拠と、純粋ではない複雑な社会の現実の乖離をどのような理論で理解すればよいか。
サブタイトル 市場と共同体をめぐる理論
到達目標 経済学の基本文献が読みこなせる程度まで基礎知識を増やしたい。
授業計画

1. 講義の全体像

この講義では、資本主義対社会主義の発想法の欠陥が出発点の問題意識であり、人間と人間の相互行為・贈与交換の理論の構築が終点の到着点であることを理解してもらう。

2. カール・マルクスの考えた経済学方法論

『資本論』のなかの純粋資本主義の仮定について、紹介したい。

3. 市場と共同体の調和

どのような社会でも、共同体を基礎にして、市場が交換の場として、共同体で生きる人間を補完しているという構造である、ということを認識する。

4. 市場と共同体の鬩ぎ合い

ギリシャ哲学から現代に至る歴史のなかで、経済学はどのような発展をみせたか。1回目。

5. 市場と共同体の鬩ぎ合い

ギリシャ哲学から現代に至る歴史のなかで、経済学はどのような発展をみせたか。2回目。

6. 純粋資本主義

狭義の経済学の理論はなにを前提にした理論なのか。

7. 宇野弘蔵の理論

宇野弘蔵の三段階論を紹介する。

8. 市場と共同体ー広義の経済学

人間は共同体を形成して生き、市場を利用する。
どちらかの行動様式に一面かできないという事実を理論的に把握する。

9. 様々な先行する諸理論

今村仁司の理論の紹介
玉野井の理論の紹介
杉浦の理論の紹介

10. 社会主義対資本主義

いままで、私たちは、社会主義対資本主義という構図を前提にしてきた。この点を考え直す。

11. 市場行動のアプローチ

資本主義の理解を、価値増殖という資本理解でおこなうか、資本家という行動主体でおこなうか、この問題を考察してみたい。

12. 労働価値説 一回目

労働価値説はどのような理論か。

13. 労働価値説 二回目

社会の全体を想定した上で、労働価値説を厳密に証明する。

14. 山口重克のブラックボックス理論

原論体系のなかで、不純な要素がどのように処理されてきたのかを考察する。

15. 贈与とポトラッチ

人間は群れる。これを贈与論を通して考えてみたい。
授業形態・方法 講義形式
成績評価方法及び評価基準 レポートが30%、定期試験が70%。
受講生へメッセージ 『資本論』まで読みこなせる学力を目指す。
テキスト

1. 市場と共同体 松尾秀雄 ナカニシヤ出版

更新日付 2017-08-22 11:40:06