名城大学

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科目名 社会思想史
開講学科 経済学部 産業社会学科
担当教員 岸川 富士夫
年度 2017
シラバスコード 1231316
単位数 2.0
準備学習・事後学習 この講義でとり上げる思想家について、辞典等で調べておくこと。
履修上の留意 経済思想史を履修することが望ましい。
授業の目的と概要 現代社会は今、貧困、性差別、民主主義の空洞化など重要な問題をつきつけられ、大きな転換期のただなかにある。こうした現代社会の諸問題を念頭におきつつ、この講義では、近代市民社会の思想と現代社会の思想について分析をおこなう。自由、平等、女性の自立などがどのようにとらえられたかを明らかにすることによって、現代社会におけるわたしたちの生き方について考えたい。
サブタイトル わたしたちの生きる意味への問いと社会のあり方
到達目標 これまでの人間の思想的営みをとおして蓄積されたさまざまな概念装置を修得することによって、自分というよりどころをしっかり築き、現代社会についての論理的思考力を養うことをめざす。
授業計画

1. ガイダンス

講義の全体像と基本的論点について説明する。

2. イギリス市民社会の思想(1)

ホッブズからロックへといたる近代自然法思想において、人間の自由・平等がどのようにとらえられたのかを概説する。

3. イギリス市民社会の思想(2)

ホッブズからロックへといたる近代自然法思想において、人間の自由・平等がどのようにとらえられたのかを概説する。

4. イギリス市民社会の思想(3)

ホッブズからロックへといたる近代自然法思想において、人間の自由・平等がどのようにとらえられたのかを概説する。

5. フランス市民社会の思想(1)

ルソーの思想について、『人間不平等起源論』をとり上げ、概説する。

6. フランス市民社会の思想(2)

ルソーの思想について、『社会契約論』をとり上げ、概説する。

7. J.S.ミルの思想(1)

19世紀後半の資本主義を前にして、ミルが人間の自由、女性の自立をどう考えたかを論じる。

8. J.S.ミルの思想(2)

19世紀後半の資本主義を前にして、ミルが人間の自由、女性の自立をどう考えたかを論じる。

9. J.S.ミルの思想(3)

19世紀後半の資本主義を前にして、ミルが人間の自由、女性の自立をどう考えたかを論じる。

10. ハーバーマスの思想(1)

現代社会を福祉国家型資本主義としてとらえ、その根本問題をシステムによる生活世界の植民地化に見たハーバーマスの思想について、講義する。

11. ハーバーマスの思想(2)

グローバル化の中での福祉国家型資本主義の危機を、ハーバーマスがどのようにとらえているのかを、講義する。

12. ハーバーマスの思想(3)

グローバルな不平等の深刻化を解決するために、ハーバーマスがいかに格闘しているのかについて講義する。世界市民社会の可能性について、論じる。

13. ロールズの思想(1)

ロールズの正義概念について、その基礎を講義する。

14. ロールズの思想(2)

ロールズの思想をとおして、自由と平等についてアプローチする。

15. 授業のまとめ

全体のまとめと論点の再確認をおこなう。
授業形態・方法 講義
成績評価方法及び評価基準 2回のレポート(1回目:30点、2回目:70点)によって評価する。
受講生へメッセージ 思想は皆さんからかけ離れたもののように感じられますが、皆さんが、例えば、どうしたら幸せになれるだろうかと考えるとき、じつは思想という営みがなされているのです。この日常の営みから出発して、社会とは何か、人間とは何かについてすこしでも思いをめぐらせることができれば、皆さんは人間として大きく成長したことになります。
参考文献

1. 社会思想の歴史 坂本達哉 名古屋大学出版会

更新日付 2017-08-22 11:40:16