名城大学

前のページへ戻る
科目名 金融政策論
開講学科 経済学部 産業社会学科
担当教員 岸野 和郎
年度 2017
シラバスコード 1232715
単位数 2.0
準備学習・事後学習 前もって講義プリントを配布する。字面と行間を読み込んでおくこと。
履修上の留意 金融論は履修しておくことが望ましい。
授業の目的と概要 中央銀行(唯一の発券銀行・銀行の銀行・政府の銀行)は物価や景気の安定、対外不均衡の是正、あるいは信用秩序の維持を実現するために金融機関(主として銀行)とのあいだでさまざまな取引を行ってきた。その取引のかたちと方向(これをまとめて金融政策)が投資や消費の変化を通して経済のマクロ的側面に影響をあたえ、逆にマクロのパフォーマンスが中央銀行に次の行動をうながす。資本制社会の構造・法則と人為性の結節点をさぐる。
サブタイトル 特になし
到達目標 インフレーション、あるいは不況(デフレ)。経済情勢が深刻になると金融政策に大きな期待がよせられる。歴史的条件の下での「政策」の選択。やみくもに、を見破り、無為無策を批判できる、確かな視点を持つ。
授業計画

1. 貨幣と信用(1)

家計・企業と銀行、銀行と銀行、銀行と中央銀行 ~金融の基本構造~(1)

2. 貨幣と信用(2)

家計・企業と銀行、銀行と銀行、銀行と中央銀行 ~金融の基本構造~(2)

3. 貨幣・信用・決済

信用制度と決済システム

4. 信用創造なる事態

信用創造とは何か。~ハイパワードマネー・貸出し(預金の創造)・マネーストックの関係~

5. 金本位制下でのイングランド銀行の金融政策(1)

金融政策の模索過程 ~ピール銀行法のねらいと現実~

6. 金本位制下でのイングランド銀行の金融政策(2)

バジョットの原理の確立

7. 日本の金融政策についての予備的考察

金融調節とその手段(1990年代半ばまで)

8. 高度成長期の日本経済と金融政策(1)

「開発主義」を支える金融構造と金融政策

9. 高度成長期の日本経済と金融政策(2)

経常収支とIMF固定相場制の縛り ~国内均衡と対外均衡~

10. 世界経済の動揺と高度成長の終焉

ニクソン・ショックから変動相場制への移行過程の金融政策

11. 低成長時代の金融政策

インフレーションと不況の同時進行 ~ナロー・パスの中での舵取り~

12. 米国におけるマネタリズムの実験

FRBによるマネーサプライ・ターゲティングの試み

13. バブル期前後の金融政策(1)

バブルと実体経済との関係

14. バブル期前後の金融政策(2)

ゼロ金利政策・量的緩和政策の採用から解除まで

15. 世界経済危機の中での金融政策

金融政策のできること。できないこと。
授業形態・方法 講義
成績評価方法及び評価基準 試験100%。
受講生へメッセージ 本筋と輪郭のくっきりした授業にしたいと思います。
テキスト

1. 教科書は使わない。講義プリントを配布する。

参考文献

1. 日本銀行の機能と業務 日本銀行金融研究所編 有斐閣

2. その他の参考文献は、授業のなかで紹介する。

更新日付 2017-08-22 12:14:53