名城大学

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科目名 専門ゼミナール1
開講学科 経済学部 産業社会学科
担当教員 杉本 大三
年度 2017
シラバスコード 1232416
単位数 4.0
準備学習・事後学習 毎回の授業計画で指定した教科書の範囲をあらかじめ熟読しておくこと。また講義後は、講義中に提示した課題に取り組むこと。
履修上の留意 農業経済論と食料経済論を受講していることが望ましい。
授業の目的と概要 前期には農業センサスや作物統計など、農業に関する基本的な統計データを用いて、愛知県の農業と農村を分析するとともに、稲作農家等から聞き取り調査を行う。後期には農業経済論、経済史、経済発展論等に関する文献を精読するとともに、愛知県の市町村を取り上げて農業分析を行う。データに即して日本農業の現状を正確に把握することと、それを社会科学の視点から理解することが授業の目的である。
サブタイトル 現代日本の農業問題
到達目標 食料と農業に関する諸問題を、経済学の視点から理論的に理解できるようになること。その際社会慣習や文化、自然風土、技術などの多様性にも目配りができるようになること。
授業計画

1. ガイダンス

ゼミの進め方、年間予定等を、参加者と話し合って決める。

2. 調査分析実習:愛知の農業生産者

農業センサスを用いて愛知県内市町村の農家戸数、農業就業人口の推移を調べる

3. 調査分析実習:愛知の稲作

作物統計を用いて愛知県内市町村の米生産量、作付け面積、単収を調べる

4. 調査分析実習:米の生産過程と生産コスト

農業生産費調査等を用いて、米の生産費を調べる

5. 調査分析実習:愛知県における水田の流動化

農業センサスを用いて愛知県内市町村における農地の流動化について調べる。

6. 調査分析実習:愛知県の集落営農

農業センサスや各種の調査結果を用いて、集落営農組織の様々な活動を調べる。

7. 調査分析実習:愛知県の担い手農家

企業的な経営を行っている農家や認定農業者など、現在の愛知県の農業の担い手の実像とそうした農家の営農の具体的な内容を調べる。

8. 調査分析実習:米の流通過程

米の流通について、文献から調査する。

9. 調査分析実習:JAを中心とする米の流通

講師を招いて、JAによる米の流通について学ぶ

10. 調査分析実習:米の生産と環境保全

環境保全型農業を実践している農業生産者から取り組みの内容を聞く。

11. 調査分析実習:普通の農家の米生産

小規模な兼業農家から、小規模農家の農業経営について聞く。

12. 文献研究:「経済学と農業的世界」(荏開津『農業経済学』第1章)

経済学の立場からどのように農業を理解するかを検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

13. 文献研究とグループ研究:「経済発展と農業」(荏開津『農業経済学』第2章)

経済発展と農業部門の相対的縮小について検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

14. 文献研究とグループ研究:「食料の需要と供給」(荏開津『農業経済学』第3章)

農産物市場の特徴について検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

15. 文献研究とグループ研究:「農業生産と土地」(荏開津『農業経済学』第4章)

経済学的に見た農業生産の技術的特性を検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

16. 文献研究とグループ研究:「農業の経営組織」(荏開津『農業経済学』第5章)

農業の経営組織について検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

17. 文献研究とグループ研究:「農産物の市場組織」(荏開津『農業経済学』第6章)

農業の市場引と農産物価格政策について学ぶ。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

18. 文献研究とグループ研究:「農産物貿易と農業保護政策」(荏開津『農業経済学』第7章)

農産物貿易について検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

19. 文献研究とグループ研究:「世界の人口と食料」(荏開津『農業経済学』第8章)

人口変化の法則性と食料需要について検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

20. 文献研究とグループ研究:「食生活の成熟とフード・システム」(荏開津『農業経済学』第9章)

フードシステム論を学ぶ。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

21. 文献研究とグループ研究:「農業の近代化」(荏開津『農業経済学』第10章)

農業技術の発展とそれが社会に及ぼす影響を考える。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

22. 文献研究とグループ研究:「資源・環境と農業」(荏開津『農業経済学』第11章)

農業が環境に及ぼす影響について検討する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

23. 文献研究とグループ研究:「日本の農業と食料」(荏開津『農業経済学』第12章、終章)

日本農業の歴史と現状を概観する。講義の後半ではグループごとに愛知県の市町村をひとつ取り上げて農業分析を行う。

24. レポート作成(1)

グループごとにレポートを作成する。

25. レポート作成(2)

グループごとにレポートを作成する。

26. レポート作成(3)

グループごとにレポートを作成する。

27. レポート作成(4)

グループごとにレポートを作成する。

28. 研究成果の発表(1)

グループ研究の成果を発表する。

29. 研究成果の発表(2)

グループ研究の成果を発表する。

30. 研究成果の発表(3)

グループ研究の成果を発表する。
授業形態・方法 ゼミ形式
成績評価方法及び評価基準 授業参加度 50%、報告の内容 25%、自由研究 25%で評価する。
受講生へメッセージ 磨き抜かれた経済理論はいろいろなことを教えてくれますが、現実の社会にそのまま適用するには抽象的過ぎます。ゼミでは農業技術のこと、自然環境のこと、食べ物のことなど、人間生活により近い、具体的なトピックスについて検討しようと思います。いろいろな国々の歴史にも触れたいと思います。資本主義社会とは異なる編成原理をもつ社会についても考えてみたいと思います。視野の広い色鮮やかな経済学を身につけてください。
テキスト

1. 食と農の戦後史 岸康彦 日本経済新聞社

2. 農業経済学 第4版 荏開津典生 岩波書店

3. 新版 農業問題入門 田代洋一 大月書店

参考文献

1. 南からの日本文化 佐々木高明 日本放送出版協会

2. 「農」をどうとらえるか 原洋之介 書籍工房早山

更新日付 2017-08-22 10:06:02