名城大学

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科目名 証券市場論1
開講学科 経済学部 産業社会学科
担当教員 岸野 和郎
年度 2017
シラバスコード 1232716
単位数 2.0
準備学習・事後学習 前もって講義プリントを配布する。字面と行間を読み込んでおくこと。
履修上の留意 この授業は、後期の証券市場論2と内容的に相補う関係にある。両者をセットで履修することをすすめる。
授業の目的と概要 証券市場論は、有価証券(株式・社債・国債など)の発行と流通をともなう金融取引の世界を独自の対象にしている。有価証券の取引が誰によって、何のために、どのような仕組みで行われているかを分析することをつうじてマネーや有価証券の運動と企業活動・国民生活との関係を考える。金融の世界と実体経済のつながりかたを理解するためのベースキャンプ。
サブタイトル 特になし
到達目標 マネーの動きや資産価格の変動は、時には(たびたび)世界を振り回す。その基本構造を透視する。
授業計画

1. 実体経済と金融取引(1)

資本制のもとでの経済活動と金融取引の基本関係。フローとストック、 純(net) と粗(gross) といった概念を整理する。

2. 実体経済と金融取引(2)

各経済主体の行動と資金過不足。

3. 実体経済と金融取引(3)

日本の資金過不足と「海外」との結びつき。経常収支(フロー)と対外資産(ストック)の関係。

4. 株式会社と株式市場(1)

株式会社とは何か。資本結合システムとしての株式会社の独自性。

5. 株式会社と株式市場(2)

株式会社の資本は分裂しない。 私有財産制度のもとでなぜそれが可能になったのか。

6. 株式会社と株式市場(3)

資本のコピーのバトン・リレー。 信用制度のなかに根をおろした株式市場。 資本のコピーの評価=株価形成の場。

7. 公社債の発行・流通とその価格(1)

公社債 (国債・社債など) の発行市場と流通市場。

8. 公社債の発行・流通とその価格(2)

国債の応募者利回りと流通利回りから、 発行後の国債価格の推移を推定する。

9. 公社債の発行・流通とその価格(3)

時間の座標軸上で決まる証券価格。資本制社会における現在と将来。

10. 現在の金利と将来の金利(1)

母と子の換算率と現在と将来の換算率。

11. 現在の金利と将来の金利(2)

現在と将来の媒介役としての金利予想。J.M.ケインズの流動性選好説を検討する。

12. 現在の金利と将来の金利(3)

短期金利と長期金利の関係を考える。

13. プラスの利子は当然か

現在と将来の媒介役としての利子論の番外編。 経済学者たちは無視しているが、 重い問題を提起しているゲゼルの考えの紹介。

14. 残された課題の整理

ここまでの授業のなかで、 いくつかの問題提起をする。後期の証券市場論2の課題として継承される。 問題は、 フローとストックの関係と現在と将来の関係が交錯するところにあらわれる。

15. まとめ

基本点の確認
授業形態・方法 講義
成績評価方法及び評価基準 試験100%。
受講生へメッセージ 順序だててつながりを考えていけば全体が丸ごと理解できる、そういう授業にしたいと思います。
テキスト

1. 教科書は使わない。 講義プリントを配付する。

参考文献

1. 授業のなかで紹介する。

更新日付 2017-08-22 12:15:10