理工学部機械工学科090修士1年 中谷 祐輔愛知県/高蔵寺高等学校 出身学生の自主性を尊重しつつ、丁寧に指導してもらえる点が魅力です。学部4年生では2人ペアで研究を行い、自分で考える力や仲間と協力して課題を解決する力を養えます。また、コンピューター上での数値解析を通じて、物理現象を再現・理解する技術も身につけることができます。流体力学、計算工学(古川 裕之)研究室目に見えない空気の流れをコンピューター上で可視化するバーチャルエンジニアリングの技術を学べます。また、研究室では自分の考えを言葉にして説明し、自由に議論することを大切にしており、仲間と意見を交わしながら物理現象の理解を深め、仮説を立てて検証する力も養えます。学生の声教員の声学生×教員 インタビュー流体力学実験を通して原因を追究し、仮説を立てる力を育む古川研究室のここが魅力!古川 裕之 教授 学生 中谷さん(以下学生):自動車や鉄道、航空機などの外装を流体力学の視点で設計したい思いと、将来どの企業でも役立つ汎用的な知識を身につけたい思いがありました。古川研究室では、コンピューター上で流れの挙動を解析する「数値流体力学」を中心に、特定の機械に依存しない研究を行っており、その点に惹かれて研究室を志望しました。古川教授(以下教授):研究室では、回転物体の空気抵抗を低減する研究に取り組んでいます。例えば対象はモーターの羽や風車、ドローンのプロペラなどで、周囲の渦や流れの分離による空気抵抗を解析・抑制することで、エネルギー効率の向上や騒音の低減につなげたいと考えています。学生:私は、回転円盤の周囲の流れをバーチャルエンジニアリングの手法でコンピューター上に再現し、その特徴を調べています。円盤が回転すると渦が発生しますが、その形や動きは、回転速度や周囲の壁との距離によって大きく変化します。その仕組みを解明し、効率化の手がかりを得るために、円盤の大きさや回転速度を変えながらデータを収集しています。教授:私は、研究はチームで取り組むものだと学生たちに伝えています。周囲を巻き込み、自分の考えをしっかり伝えることでフィードバックが得られるため、コミュニケーション力も欠かせません。中谷さんはその点が特に優れていると感じています。先日、国際学会で発表した際も、積極的に多くの参加者に話しかけており、その姿がとても印象的でした。学生:思い切って拙い英語ながらも話しかけてみました。発表自体は、自分でもうまくいったと感じています。英語での発表だったため、原稿を暗記し、質問に答えられるように必要な単語を覚えるなど、英語が得意でない自分なりに準備を徹底したことが功を奏しました。教授:国際学会での発表は、大きな自信になったと思います。研究の初めは指示通りに実験するだけでしたが、回数を重ねるうちに仮説を立て、「なぜそうなるのか」を考えられるようになりましたね。高校のように正解を急ぐのではなく、原因を突き詰める訓練を通して、仮説の立て方も身についてきます。中谷さんの成長ぶりには、大変頼もしく感じています。学生:研究を通して、1つ1つに根拠を持って説明できるようになったと思います。また、流体力学に加え、ものづくりに関わる生産技術の知識も得られました。卒業後は、多くの人々に影響を与えるような製品に携わりたいと考えています。教授:卒業生の就職先は自動車業界に限らず多岐にわたります。理工学部は、クリーンで豊かな未来をどうつくるか、を学ぶ学部ですが、その中でも機械工学科は身の回りの機械をより良くしていくための学問です。これから入学する学生には、問いを立てる力を育みながらともに学んでほしいと考えています。
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