トップページ/ニュース 大学院総合学術研究科が第14回野依セミナーを開催

大学院総合学術研究科が2月22日、第14回野依セミナーを開催しました。本セミナーは、総合学術研究科の特任教授で2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治氏を招き、2002年から毎年実施しています。今回のセミナーでは、野依特任教授が2013年に中日新聞(東京新聞)の夕刊に連載されたコラム「紙つぶて」の中から、「センス・オブ・ワンダー」をテーマとして取り上げ、この記事をきっかけとし、参加した7人の大学院生と議論や意見交換が行われました。

はじめに野依特任教授が「今日は、これからの日本社会のためにも、その社会での活躍が大きく期待される皆さんに対し、さまざまなことを伝えたい。私は打たれ強いので、若い研究者の皆さんが、日頃から感じていることや考えていることなど、素直な思いをぶつけてください」とあいさつし、参加者の緊張をほぐしました。

セミナーでは予定の時間を超過するほど熱のこもった議論や意見交換が行われました。総合学術研究科の鈴木茂廣教授が司会を務め、参加者に対し「人間本来の感性の劣化を食い止める方法は」と質問。一人の大学院生が「固定観念にとらわれず、いろいろな人と出会い、さまざまな考えを取り入れた上で答えを出すことが重要だと思う」と考えを述べると、野依特任教授は「私たちは人工的な環境に慣れすぎていると思います。高度な機械に頼り、匂いを嗅いだり味見したりすることをしなくなってきている。『人間とは何か』をもう一度考えることが重要だと思います」と、自身の幼少時代からの体験に基づいてアドバイスしました。

野依特任教授は、セミナーの結びで全参加者に対して「たった一度の人生なので悔いのない人生を送ってほしい。歩む道は無数にあるので、自分で道を切り開いてください。多くの分岐点の中から自分で決めた道を後悔してはいけません。その際にくじけなければ、チャンスはいくらでもあるのですから」と、励ましの言葉を贈りました。セミナー終了後、参加した大学院生の一人は「機械だけに頼らず、実際の現場を自分の目で見て、耳で聞くことが重要だと感じました。自分は何がしたいのかをしっかり考え、これからの人生を過ごしていきたいと思います」と感想を述べていました。

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