トップページ/ニュース 建築学科の柳沢研究室学生たちが木造住宅の再生プロジェクトの完成披露内覧会

手作りの内覧会案内看板 手作りの内覧会案内看板
左から諸岡さん、柳沢准教授、中村さん、菅沼さん、徳森さん 左から諸岡さん、柳沢准教授、中村さん、菅沼さん、徳森さん

理工学部建築学科の柳沢究准教授研究室の学生たちが改修を手掛けた「あじまの家」が完成し、3月18日、内覧会と記念講演会が開催されました。
この「あじまの家」改修は、依頼主が柳沢准教授の過去に手掛けた町屋改修の実績を見て、相談したことが始まりです。柳沢准教授は本学卒業生で親交があり、愛知万博の「サツキとメイの家」を手掛けた有限会社工作舎中村建築代表の中村武司さん(1990年理工学部建築学科卒)に大工工事を依頼し、研究室の学生たちにも参加を呼びかけました。柳沢研究室が主体となって、2013年7月から実測調査、改修計画の立案、設計を行い、2014年5月に解体工事に着手。学生たちは中村さんの指導を受けながら、約10カ月掛けて改修工事を行い、この日、完成を迎えました。

  • リビングから畳コーナーまで広がる土壁とアーチ形開口部
  • リビングから畳コーナーまで広がる土壁とアーチ形開口部

改修前の「あじまの家」は度重なる増築によって、窓の少ない小さな部屋がいくつもつくられ、閉塞感がありました。改修後はセカンドハウスや地域のサロンの活用を想定し、壁を取り払い、開放的な一つの空間として設計。学生たちのアイデアで材料の再利用も積極的に行いました。諸岡徹さん(2015年3月建築学科卒)は「図面や模型では分からないことをたくさん学ぶことができました。完成したのが寂しいぐらい愛着を持っています」と話し、徳森寛希さん(同)は「主にデザインを任せてもらいました。こだわったのがアーチ形の開口部とペンライトの吊り下げ照明。迫力のある土壁が途切れた印象にならないよう、開口部をアーチ形にデザインし、何度もスケッチを描き直しました。一つの空間と感じてもらえるよう、ペンライトを吊り下げる位置も工夫しました」。主に施工の管理を担った菅沼昂志さん(同)は「遅れた工期がずっと気になっていました。完成してホッとしています。多くの人が携わる現場で、伝えることの難しさを痛感する機会でもありました」と反省を込めて話してくれました。

  • 改修前の床材や天井板を用いて作り上げたモザイク天井
  • 改修前の床材や天井板を用いて作り上げたモザイク天井

また3人が口を揃えたのが、自分たちのアイデアで実現したモザイク天井。改修前の床材や天井板を用いて作り上げました。諸岡さんは「真夏に約1か月をかけて完成させました。出来た当初は存在感があり過ぎて、この空間に合わないかもと心配しましたが、すべてが完成して眺めると、空間に溶け込み、非常にいい出来だと思います」と胸を張りました。柳沢准教授は「予想以上の出来栄えです。土壁、モザイク天井、コンクリートタイルと、学生たちのアイデアがたくさん詰まっています。今後、多くの人が訪れる開かれた施設として活用してもらえると嬉しいですね」と晴れやかに語ってくれました。中村さんは「柳沢先生が学生たちの意見を上手に引き出し、私には考えつかないアイデアがたくさんありました。『大学でアクティブラーニングが広がる』と耳にしますが、言葉だけに留まらず、この現場はまさにそのものだったと思います。このような機会に恵まれる学生たちは幸せですね」と笑顔で話してくれました。

この日の夜にはオープニングイベントとして、建築家の岡啓輔氏によるトークショー「踊るようにつくる」も開催。約60人が参加し、地域に開かれた施設として「あじまの家」が産声を上げました。

  • 以前使われていたまな板で作った玄関ドアの取手
  • 以前使われていたまな板で作った玄関ドアの取手
  • 旧玄関の照明。趣のある照明がこの空間にマッチしています。
  • 旧玄関の照明。趣のある照明がこの空間にマッチしています。
  • 学生たちが施工した土壁。正面の和紙貼り引き戸はスクリーンとしても活用可能。
  • 学生たちが施工した土壁。正面の和紙貼り引き戸はスクリーンとしても活用可能。
  • 何度も描き直したスケッチ
  • 何度も描き直したスケッチ
  • 手作りしたコンクリートタイルを説明する菅沼さん(右)
  • 手作りしたコンクリートタイルを説明する菅沼さん(右)
  • 岡氏によるトークショウの様子。
  • 岡氏によるトークショーの様子

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