移行用/ニュース 柳田研究室4年生が国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト決勝に進出


コンピュータグラフィックス、音響技術、力触覚提示技術などを利用して、空間や物体、時間に関する現実感を人工的に作り出すバーチャルリアリティの技を競う「国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト2014」(IVRC2014、主催:日本バーチャルリアリティ学会)の予選大会が9月17日~19日、名古屋大学東山キャンパスで開催され、理工学部情報工学科の柳田康幸研究室に所属する4年生10人のチームが、予選大会3位の好成績で、10月23日から日本科学未来館(東京・台場)で開催される決勝大会進出を決めました。
IVRCは学生たちが企画・制作した作品の企画力、技術力、芸術性を競うコンテストで、1993年から開催。書類審査、プレゼンテーション審査、予選大会を経て、決勝大会出場チームを決めます。今大会には、全国から118件の応募があり、決勝大会は本学を含め、筑波大や東京工大、大阪大など7チームが決勝に駒を進めました。柳田教授は「大会には過去に3回応募したことがありますが、書類審査すら通過できませんでした。決勝大会に進出できたのは、本学では初めて」と話しています。
決勝大会に進んだ本学作品テーマは「剥物館(はくぶつかん)」。チームリーダーの神谷知樹さんは「圧着ハガキをはがす行為をヒントに、はがす際に手に伝わる振動や“シューッ”という音の快感を表現できないか」と発案。さらに、現実でははがずことができない物をはがせたら面白いと構想が膨らみ、人の顔やスマートフォン、木の皮をはがす企画などをチームで考え、荒川裕大(ひろき)さんが「剥物館」と命名しました。はがす物のイラストは、理工学部マンガアニメ愛好会にも所属する城田実輝さんが担当しました。
決勝大会に進んだ本学作品テーマは「剥物館(はくぶつかん)」。チームリーダーの神谷知樹さんは「圧着ハガキをはがす行為をヒントに、はがす際に手に伝わる振動や“シューッ”という音の快感を表現できないか」と発案。さらに、現実でははがずことができない物をはがせたら面白いと構想が膨らみ、人の顔やスマートフォン、木の皮をはがす企画などをチームで考え、荒川裕大(ひろき)さんが「剥物館」と命名しました。はがす物のイラストは、理工学部マンガアニメ愛好会にも所属する城田実輝さんが担当しました。
「剥物館」では、体験者がディスプレイに表示されるはがしたい物を選択し、ディスプレイの下に設置されたプレートをめくります。はがす物やスピードに応じて、手に伝わる振動や重さ、音が変わり、またスピードの速さで、人の顔であれば表情が、木の皮であれば飛び出すものが変わるよう、はがす快感とともに、驚きやゲーム性を付与しました。神谷さんは「決勝大会は強豪チームばかりですが、さらに完成度を高めて、チーム一丸で優勝をめざします」と力強く語りました。
決勝大会は入場無料で、海外からの参加もあります。審査委員が各賞を決定するほか、一般来場者の人気投票で決まる「未来観客賞」もあります。多くの皆様が来場され、ぜひ、名城大学チーム「剥物館」を応援してください。
<柳田研究室「剥物館」チームメンバー>
神谷知樹さん、小倉和樹さん、荒川裕大さん、井河優さん、城田実輝さん、阿多朔也さん、清水美佳さん、
木曽泰輔さん、大石大典さん、牛場勇介さん
<決勝大会進出を決めた7チーム>
<決勝大会>
木曽泰輔さん、大石大典さん、牛場勇介さん
<決勝大会進出を決めた7チーム>
予選順位
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所属
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チーム名
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作品名
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1位 | 筑波大学 | シャンピ二オン | チャイルドフード |
2位 | 東京工業大学 | だらけハプティクス | ヴィヴロスケート |
3位 | 名城大学 | 剥芸員 | 剥物館 |
4位 | 大阪大学 | 幸楽 | 渡る世間は綱渡り |
5位 | 神戸市立工業高等専門学校 | 大西軍団 | ワイヤレス糸電話 |
6位 | 慶應義塾大学 | アプリコット | 毛抜き |
7位 | 早稲田大学 | 太平洋側育ち | スノーキン |
<決勝大会>
日程 |
10月23日(金)~26日(日)
※「DIGITAL CONTENT EXPO 2014」と同時開催
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場所 | 日本科学未来館(東京・台場) |
「IVRC2014」の公式サイトはこちら。各チームの作品が動画でご覧になれます。