研究・産学官連携みてみよう薬のききめ!探してみよう新しい効果!~体験しよう 行動薬理学の世界~

開催概要

テーマ:みてみよう薬のききめ!探してみよう新しい効果!~体験しよう 行動薬理学の世界~
日時:2014年7月26日(土) 八事キャンパス (名古屋市)
実施代表者:間宮隆吉(まみやたかよし)薬学部・助教
実施分担者:平松正行 教授、武田直仁 准教授

当日のスケジュール

9:00~ 受付
9:30~ 開講式・オリエンテーション・科研費の説明
10:00~ 講義(1)大学薬学部における研究とは
講義(2)医薬品の開発~身近なくすりの薬理学的研究~および研究で考えなければならないこと
10:40~ 皮下投与練習
11:40~ 昼食
12:50~ 実験(1)鎮痛薬の薬効評価
14:50~ 休憩
15:00~ 実験(2)認知症の評価法
16:00~ 休憩
16:10~ まとめ、閉講式
16:30 解散

報告

<受付>
当日は猛暑日でしたが、受付予定時間に高校生、ご父兄、高校の先生方が続々と集まりました。今年も定員を44名に増やし対応しました。

<開講式>
岡本浩一 名城大学薬学部長から、参加者の皆さんにご挨拶を、武田直仁 准教授より全体的な注意事項について説明申し上げました。科学研究費助成事業(科研費)について、税金が元手になっていること、年間2000億円規模の研究費を使って様々な研究が行われていること等が報告されました。さらに、本「ひらめき☆ときめきサイエンス事業」は研究成果を国民に広く公表する場であることなども紹介されました。

<講義1>
平松正行教授が、国からの支援を得て我々が実施してきた数々の研究やその成果について解説しました。特に、主たる研究方法である行動薬理学的手法は、薬を開発・評価する上でなくてはならない手法であることや、実際に行動薬理学的手法によって多くの薬が世に出てきたことなど、さらに進行中の研究内容も分かりやすく紹介しました。

<講義2>
間宮隆吉 助教が本事業の概略について説明しました。これまで科研費の支援で新薬が開発される経緯や開発費などについて実状を踏まえて紹介しました。さらに、動物愛護管理法を遵守し、動物へのストレス負荷をできるだけ少なくするよう努力していることも力説し、双方向コミュニケーション授業支援ツール"クリカ"を活用し、理解度確認も行いながら講義を展開しました。

<皮下投与練習>
さあ、いよいよ実際にマウスに注射してみましょう!新規化合物を適切に評価するためには、マウスにストレスなく投与する必要があるのです!卒業研究等でマウスの扱いに慣れている大学生のお姉さん(ティーチングアシスタント)たちの手ほどきを受けながら優しく投与してみましょう。生理食塩液なので何の効果もないはずですよ。

<昼食>
手洗い消毒後、白衣を脱いで、ダイニングハーブに移動し、グループごとに昼食をとりました。ティーチングアシスタントのみなさんとも一緒です。実験や研究のことだけでなく、薬学部での大学生活についても詳しく聞いてましたね

<実験1鎮痛薬の薬効をみてみよう!>
鎮痛薬の開発方法で、最も古典的な方法の一つである酢酸ライジング法を用いて、馴染みのある鎮痛薬の効果を確かめました。よじれの回数を数え、アセトアミノフェンとイブプロフェンには顕著な鎮痛効果があることを確認しました。

<休憩・実験手法の紹介>
抗うつ薬の代表的なスクリーニング法とされる強制水泳試験では、マウスを水の入った透明筒にマウスを入れ、数分間自由に遊泳させます(写真左)。また、最近障害を回復させる方法として注目されているEnriched environment(遊具の豊富な環境)を紹介しました。屋根に上ってケージ内の給水瓶から夢中に水を飲むマウスの動きにみな癒されてましたね(写真右)。

<実験2認知機能の評価法を体験しよう!>
認知機能を調べる方法を体験しました。Y字型迷路試験(右写真)と新奇物体認知試験です。今回は痛みが認知機能を障害するか確認してもらいました。静寂の中で観察しましたね。通常の実験では薄暗い静かな部屋で一人閉じこもって実験します。研究はある意味自分との闘いです。。

<閉講式>
平松教授から、参加者の皆さん全員に修了証をお渡ししました。新聞やインターネット等で毎日のように国内外の研究成果が発表されてます。これからも研究に興味を持ってもらえると嬉しいですね。また平成27年度は中学生を対象に開催予定です。ぜひ日本学術振興会や名城大学のHPをチェックして後輩たちにもおすすめください。

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