研究・産学官連携ホントにわかるの?ネズミの気持ち~マウスの行動観察実験~

開催概要

テーマ:ホントにわかるの?ネズミの気持ち~マウスの行動観察実験~
日時:2017年8月23日(水) 八事キャンパス (名古屋市)
講師:間宮隆吉(まみやたかよし)薬学部・准教授
実施分担者:平松正行教授、衣斐大祐助教

当日のスケジュール

9:30~ 受付
10:00~ 開講式(挨拶、科研費の説明)
10:15~ 講義「医薬品の開発~身近なくすりの薬理学的研究~」
10:50~ 休憩・実験室移動
11:00~ 実験の説明、模擬投与練習、マウスの体重測定、マーキング
12:00~ 昼食、休憩「水迷路試験および環境エンリッチメントの実演」
12:50~ マウスを用いた実験1「オープンフィールド試験」
13:50~ クッキータイム「施設見学および休憩」
14:40~ マウスを用いた実験観察2「新奇物体認知試験」
15:25~ まとめ、修了証授与式、アンケート記入、写真撮影
15:55 解散

報告

<受付>
今年も、中学生向けに企画しました。3年目の今年も受付開始1週間ほどで定員(24名)に達し、当日は保護者を含めて32名が参加しました。この時期は学校の出校日と重なることもあり日程調整が難しいです。暑い中よく来てくれました。

<開講式>
はじめに原田健一 名城大学学術研究支援センター長より、参加者の皆さんにご挨拶申し上げました。我々が行っている研究は、主に日本学術振興会(学振:JSPS)からの科学研究費助成(科研費)や大学からの支援によって行われていること等を紹介しました。さらに、本「ひらめき☆ときめきサイエンス」事業は、論文やプレスリリースだけでなく、研究成果を国民に広く公表する場であることなども紹介されました。

<講義>
私がこれまで科研費の支援によって明らかにしてきた精神疾患の発症機構について、またそれを応用した新薬や食品の開発が進められてきたことなどについて紹介しました。また、動物愛護管理法など法令を遵守して研究を実施していることを解説しました。さらに、くすりの開発の歴史についてもお話ししました。今回手伝ってくれた薬品作用学研究室の衣斐先生、薬学部4年生、5年生(ティーチングアシスタント:TA)の紹介もしました。

<マウスのハンドリングと模擬投与練習>
実際にマウスに触れる前にラットモデルを使って投与練習してみました。本実習では実際に注射することはしませんが、新薬開発の過程では必ず経口投与による評価が行われます。また、卒業研究等では、はじめにマウスの扱いに慣れるために、マウスの世話やハンドリングをします。気管支に入れないよう投与できましたか?

<昼食>
手洗い消毒後、3号館204教室で、TAの皆さんと一緒に昼食をとりました。保護者の方も含め、実験や研究のことだけでなく、薬学部での大学生活など普段聞けない話をして盛り上がっていました。

<マウスを用いた実験1(情動行動の観察:オープンフィールド試験)>
マウスの自発的な動きを観察してみよう!活発に動くマウスもいれば、おとなしいマウスもいます。同じような顔をしていますが、ヒトと同じく、性格は十人十色です。卒業研究などの実験では、個室で薄暗く静かな環境で行い、一人で観察するので、いつもと動きが異なります。データシートに記録しましょう!

<施設見学・休憩(クッキータイム)>
休憩時間にモデル薬局を中心に施設見学をしました。同じ研究室の平松正行教授(薬学部長)と衣斐大祐助教の案内で各施設を回り、その後休憩しました。研究機器は中部地区最大の私立総合大学(教育研究機関)として社会に貢献しています。

<マウスを用いた実験2(新奇物体認知試験の観察)>>
また実験室に戻り、新奇物体認知試験に挑戦しました。ここでも、皆さん静かに観察しました。3分は短かったですか?長かったですか?集中すると疲れますね。普段の実験では、実験室に1日中閉じこもって実験することも多いです。研究には辛抱強さというか、忍耐が必要です。

<閉講式>
実験のまとめをし、データのまとめ方などを解説しました。ネズミ(マウス)の気持ちは分かりましたか?講義中にお話ししたように、作業仮説を立て、実験によって検証を重ねることが新たな発見につながります。研究室では教授の先生方を交えて幅広い視点でデータについて討論します。けがもなく無事終了し安心しました。
最後に参加者の皆さんに修了証を渡しました。これからも研究に興味を持ってもらえると嬉しいです。また平成30年度も中学生を対象に開催したいと考えています。ぜひ日本学術振興会や名城大学公式ウェブサイトをチェックして後輩たちにもおすすめください。

FEATURE

  • ナゴヤドーム前キャンパス
  • ナノマテリアル研究
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ