研究・産学官連携ホントにわかるの?ネズミの気持ち~マウスの行動観察実験~

開催概要

テーマ:ホントにわかるの?ネズミの気持ち~マウスの行動観察実験~
2018年8月6日(月) 八事キャンパス (名古屋市)
講師:間宮隆吉(まみやたかよし)薬学部・准教授
実施分担者:平松正行教授、衣斐大祐助教

当日のスケジュール

9:30~ 受付
10:00~ 開講式(挨拶、科研費の説明)
10:10~ 講義1「医薬品の開発~身近なくすりの薬理学的研究~」
10:40~ 休憩・実験室移動
10:45~ 模擬投与練習、マウスのハンドリング
12:00~ 昼食、休憩
13:00~ マウスを用いた実験(オープンフィールド試験、Y字型迷路試験)
13:50~ 施設見学・休憩(クッキータイム)
14:40~ 講義2(ロータロッド試験、強制水泳試験、水迷路試験および環境エンリッチメントの実演)
15:25~ 閉講式(まとめ、修了証授与式、アンケート記入)
15:55 解散

報告

<受付>
今年も、中学生向けに企画しました。4年目の今年も受付開始2日で定員(24名)に達し、当日は保護者を含めて39名が参加しました。これまでのアンケートで、夏休み前半での開催希望が多かったため、平成30(2018)年は8月6日としました。

<開講式>
はじめに原田健一 名城大学学術研究支援センター長より、参加者の皆さんにご挨拶申し上げました。我々が行っている研究は、主に日本学術振興会(学振:JSPS)からの科学研究費助成(科研費)や大学からの支援によって行われていること等を紹介しました。さらに、本「ひらめき☆ときめきサイエンス」事業は、研究成果を国民に広く公表し、研究成果を社会に還元する場であることなども紹介いたしました。

<講義1>
間宮准教授が、これまで科研費の支援によって明らかにしてきた精神疾患の発症メカニズム、それらを応用した新薬や食品の開発研究などについて紹介しました。また、動物愛護管理法など法令を遵守して研究を実施していることを解説しました。さらに、くすりの開発の歴史についてもお話ししました。今回手伝ってくれた薬品作用学研究室の衣斐大祐助教、薬学部4および5年生(ティーチングアシスタント:TA)12名の紹介もしました。

<模擬投与練習とマウスのハンドリング>
休憩後、実習室に移動し、ラットモデルを使っての投与練習をしました。本実習では注射することはしませんでしたが、新薬開発の過程では必ず経口投与による評価が行われます。その後、マウスの体重を測ってマーキング、ハンドリングをしました。モデルと異なり動き回るので、扱いが難しいと思います。マウスにストレスをかけないよう優しくすることが重要です。薬学部の専門科目実習(薬理学1)や卒業研究等でも、同じようにマウスの世話やハンドリングをしています。衣斐助教の最新の研究成果についてもお話しいただきました。

<昼食>
手洗い消毒後、新1号館ダイニングハーブ(食堂)で、TAの皆さんと一緒に昼食をとりました。保護者の方も含め、実験や研究のことだけでなく、薬学部での大学生活など普段聞けない話をして盛り上がっていました。

<マウスを用いた実験(オープンフィールド試験、Y字型迷路試験)>
まず、平松正行教授から研究者に必要な資質(根気強いこと)や姿勢(探求心を常に持つこと)について聞きました。では、マウスの自発的な動きを観察してみよう!活発に動くマウスもいれば、おとなしいマウスもいます。同じように見えますが、ヒトと同じく性質は千差万別です。卒業研究などの実験では、個室で薄暗く静かな環境で行い、一人で観察するので、いつもと動きが異なります。それぞれの実験を3回行いました。データシートにしっかり記録しましょう!集中するから意外に疲れます。。。

<施設見学・休憩(クッキータイム)>
休憩をとりましょう。最新鋭の解析機器を所有する分析センターおよび学部教育に活用されているモデル薬局を見学し、それぞれ酒井達子助手および黒野俊介教授から紹介していただきました。研究機器は中部地区最大の私立総合大学(教育研究機関)として社会に貢献しています。この日も酷暑で建物間を歩くだけで大変でしたので、休憩時間を長めに取りました。

<講義2>>
実験室に戻り、学習・記憶機能解析法(水迷路試験)などを実演・解説しました。また、実験データを参加者全体の結果としてまとめてグラフ化し解説しました。実験に当たっては論文をよく読んで仮説を立て、何度も練習を重ねたうえで本実験を行うことや、色々な問題点についてお話ししました。ヒトとマウスは見た目も脳の構造も異なりますが、薬物に対する応答に類似性があるから新薬の開発等に利用されていることを説明しました。

<閉講式>
マウスの気持ちは分かりましたか?研究室では教授の先生方を交えて幅広い視点でデータについて討論します。けがもなく、なんとか無事終了し安心しました。
最後に参加者の皆さんに修了証を渡しました。これからも理科や実験・研究に興味を持ってもらえると嬉しいです。2019年は少し内容を変えて、中学生を対象に開催したいと考えています。ぜひ日本学術振興会や名城大学公式ウェブサイトをチェックして後輩たちにもおすすめください。

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