01 名城大学の人間学部に進学した理由は?
高校時代は、名城大学附属高校の国際クラスに所属し、英語を重点的に学んでいました。大学では、高校での学びを活かしながら留学にも挑戦したいという思いがあり、留学制度の充実と英語学習の環境を重視して名城大学の人間学部を選びました。「将来は英語を活かせる仕事に就きたい」という漠然とした目標を持っていた私にとって、国際・コミュニケーション系の科目で英語力を高めながら、他の専門領域についても学べる人間学部は、ピッタリだったと感じています。
02 どのようなことを学んでいましたか?
私は英語力の向上を第一目標としていたため、国際・コミュニケーション系の科目を積極的に履修していました。ネイティブの先生による英語専門科目も充実しており、学部名からは想像できないくらいしっかりと英語が学べます。また、ゼミナールは英米文化を専攻し、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を題材として、原作と翻訳の比較に挑戦。もともと洋書が好きだったため興味深く取り組むことができ、作品を通して異なる解釈や文化の違いに触れることができました。

03 大学生活で力を入れて取り組んでいたことは?
2年次に、入学前からの目標であった留学に挑戦。半年間、南カルフォルニア大学へ行き、現地で寮生活をしながら英語の習得に励みました。南カルフォルニア大学を選んだのは、先輩に「日本人が少ない」と聞いたからです。留学の最大のメリットは、日本語が通じない環境に身を置くことで、英語が生活に欠かせないコミュニケーションツールであると実感すること。辞書で言葉を調べたり、身振り手振りを交えながら懸命に交流を図った経験を通して、確実に英語力が身につきました。
04 人間学部の魅力は?
自分の興味に合わせて、3つの専門領域から科目を自由に選択できるのが、人間学部の特徴であり、魅力です。私は英語系科目を中心に履修していましたが、「語学」のみに偏らない広い視野を身につけられたのは、社会学や心理学の分野について広く学べたからだと感じています。現代メディアやポップカルチャーを学ぶ科目で日本文化についての理解を深めたり、心理学領域の科目で服装による印象や方言について学んだことで、目の前にいる人に対して表面的ではなく、背景を考慮して向き合うようになりました。

05 就職活動について、教えてください。
就職活動を始める前に学内のTOEIC講座を受講し、約250点アップして自分の目標点に到達。英語を活用して人とコミュニケーションをとる仕事に就きたいという思いは変わっていなかったため、サービス系を軸に塾講師や旅行会社、ホテル業界などを検討しました。学内の就職講座を受講し、自己分析や他己分析を行ったことで、自分のアピールポイントを明確化して面接などに臨むことができたと思います。主にエントリーシートの添削で活用していたキャリアセンターは、訪れるたびに職員の方が激励してくださり、最後まで粘り強く就職活動に取り組めました。
06 現在はどのような仕事をしていますか?
留学へ行った際に「レゴランド・カリフォルニア」へ遊びに行き、とても楽しい時間を過ごしました。帰国してレゴランドが名古屋にできると聞いて、運命を感じたことを覚えています。現在は、レゴランド・ジャパン・ホテルに勤め、フロントでの接客対応を行っています。海外からのお客さまも多く、英語力を存分に発揮できる環境です。また、人間学部で築いた人物の“背景”を考える柔軟な想像力を活かして、お客さまが何を求めているのかを考察し、一人ひとりの気持ちに寄り添った接客ができるよう心掛けています。
07 今後の目標を教えてください。
入社したばかりで、今はまだ目の前の業務を確実にこなすことに精一杯の日々。そんななかでも、常にお客さまを第一に考え、笑顔を忘れません。子どもたちの喜んでいる顔や、お客さまからいただける「ありがとう」の一言をダイレクトに受け取れることが、やりがいにつながっています。基本的な業務や接客の心構えなど、さまざまなことを教えてくださったトレーナーに、いつか私もなりたいと考えており、目標となる人が身近にいる環境は、自然とモチベーションも高まります。日々向上心を持って、多くのお客さまをおもてなししていきたいです。