Challengers' Action

専門科目の学習を極め、グローバルに活躍する研究者に

My Project レグミ ウサ

2020年02月05日

ブリッジ・プログラム(2年次以降プログラム)

言語の壁と未履修科目の問題

私は、My Projectで「専門科目の学習強化」に取り組んだ。これをテーマに設定したのには、2つの理由がある。1つ目は、数B、数III、物理を高校で履修していなかったこと。2つ目は、日本に移住したのが高校生からで、言語の壁があることだ。私は、電気電子工学分野でグローバルに活躍する研究者になるという夢があるため、大学院に進学したいと考えている。しかし、私が所属する理工学部電気電子工学科では、1年次には基礎科目を中心に学習し、2年次から専門科目で学びを深める講義が増えてくる。そのため、この2つの問題が原因で1年次には大学院合格ラインに乗っていた成績が、専門科目が増える2年次前期には下回ってしまった。このために学内推薦ライン達成の成績を目標に、専門科目の学習強化を行った。

楽しく学ぶことで理解を深める

6月から8月に取り組んだ活動は次の3つだ。1つ目は、大学の講義で必要な数IIIと物理の学習。2つ目は、講義内容の予習・復習。そして3つ目の取り組みとして、1週間に一度、先輩や先生に協力してもらい講義内容への理解を深めるための議論に励んだ。この3ヶ月は、週に1度の議論以外は、ほとんど一人で学習する時間だったため、分からないことを調べたり、考えたりするのに時間がかかっていた。そのため、9月から12月はこれまでの活動を反省して、先生や友達に分からないことを聞きながら効率的に勉強を進めた。また、図書館などを利用して、参考文献を読みながら授業内容の理解を深めていった。友達と勉強し合うことで、前期よりも専門科目の勉強が楽しいと感じるようになったのも、このプロジェクトでの成果だ。いまは分からないことを聞くだけではなく、自分からも教えられるようになり、自分の成長を実感している。

成績アップから生まれた自信

この活動に取り組んだことで専門科目の成績が大学院に進めるレベルまで回復。さらに、ただ理解するだけではなく、新たな専門知識を得ることに対して面白みが感じられるようになった。目標達成で満足せず、これからも成績を伸ばしていきたい。これまでは学習に充てる時間が多かったが、自信がついたことで心にも余裕が生まれ、学業以外の活動にも積極的に参加したいと考えている。また、講義での理解を深めるだけではなく、実践経験を積む機会も増やしていきたい。

成績推移の様子