Challengers' Action

広告コンテストでスキルを磨き、おもちゃの魅力を広めたい

My Project 柿元大典

2020年02月05日

ブリッジ・プログラム(2年次以降プログラム)

おもちゃの魅力を伝える側へ

私は、小さい頃からヒーローやロボットが好きで、スマホが台頭した現代でも子どもたちにおもちゃの楽しさを知ってもらいたいと考えるようになった。おもちゃに関わる仕事に就くための第一歩として、それらの魅力を伝えるデザイン力やプロモーション方法の知識を身につけるために、広告コンテストに挑戦した。私が参加したコンテストは、「Japan Six-Sheet Award」「京都広告賞」「OAC学生広告クリエイティブアワード」の3つ。興味を持った分野から、デザイン担当の友人と協力して作品作りを行った。今回は、この3つのコンテストと、この取り組みを通じて感じた学びについて報告する。

3つのコンテストとその課題

広告には、新聞広告や電車のつり革広告、ネットのバナー広告など、さまざまな種類がある。その中でも、私が最初に応募したコンテストは、「Japan Six-Sheet Award」だ。これは、バス停に置いてある野外広告のクリエイティブ賞で、デザインを専門に学んでいる友人とチームを組み、7月中旬から末にかけて、2人で意見を出し合いながら制作を行った。次に参加したのは、8月中旬から9月末にかけて取り組んだ京都広告賞だ。複数ある課題の中から「家族で食事をしない人が増えている」という敷島住宅株式会社のテーマを選び、それを解決するためにはどうしたら良いかを考えていく。今回はコピー担当と協力し制作を進めていった。直近では「OAC学生広告クリエイティブアワード」に参加。「京都広告賞」と同時期の8月中旬から9月末に、友人にデザインを担当してもらいながら広告の制作を行った。私が取り組んだのは、株式会社ニューバランスが募集している女性がランニングをしたくなる広告といった課題。女性ファンも多い二次元キャラクターをモチーフにデザインした作品を応募した。

意見をまとめる難しさとプロのレベルの高さを実感

この活動から学んだことは2つある、1つ目は意見をまとめる難しさだ。今回、3度とも2人1チームで広告を制作したが、デザイン担当側、コピー担当側の視点でそれぞれ違った意見があるため、お互いの意見の合致点を見つけるのに苦労した。また、広告は企業の課題解決を行うためのツールである。コンテストの応募作品を制作する段階で、企業側が求めているものと私たちの頭の中に浮かんでくるアイデアにずれが生じている場合が多く、作品が課題にそっているかを振り返りながらアイデアをまとめる大切さを学んだ。2つ目はスキル不足だ。コピー担当であっても、適切なコピーを考えるだけでなく、コピーにあったデザインを考案したり、そのイメージを言語化してデザイン担当に伝えたりする力の重要性を実感。そうしたスキルをレベルアップさせて、次の挑戦につなげていきたいと感じた。参加したコンテストでプロが制作した受賞作品を見てみると、シンプルでありながら、伝えたいことが一瞬でわかる世界観を表現していて、レベルの高さを肌で感じることができた。同時に「いつか賞を取りたい」と広告への熱意も強くなった。今後は「Metro Ad Creative Award」や「朝日広告賞」、「毎日広告デザイン賞」など、さまざまなコンテストに応募して経験を積んでいく予定だ。広告制作での学びを活かして、おもちゃの仕事にも応用できるように、アイデアの創出、ひらめきをかたちにする力を養っていきたい。